新生転生 凶神竜
ブレイクモンスター 凶神竜に新生転生が追加されました!
凶神竜が実装された当時は、マ素パーティで使われるというより、ドラゴンパーティに定期的に追加される限定枠みたいな感じでした。
凶アンドレアルでマ素を撒いて、紫電の吐息で蒸発させるのが恐ろしく強かったです。
マ素を撒かないと火力が上がらないというのがドラパのコンセプトに合わなかったのか、そんなに使われるモンスターではなかったです。
凶神竜は新生転生でどのように強くなったのか考察します!
葬送の稲妻(MP88)
- 全体にギラ系息ダメージ
- マヒ・マ素に威力が2倍
- 確率で蘇生封じ
紫電の吐息に蘇生封じが付いた特技かと思いましたが、紫電の吐息に比べるとかなり威力が低くなっていて、半分以下しか出ません。
マ素深度が上がると多少は倍率が上がるものの、紫電の吐息みたいなインパクトはないですね。
どちらかというと蘇生封じ狙いの特技で、火力を求める場合は紫電の吐息を使った方が良さそうです。
アレフガルドの王女の愛とか、しつこく蘇生を繰り返す自然パーティ(アマカムシカ入りはNG)とか、超ハーゴン入りの耐久に対して蘇生封じがあると便利そうです。
雷の使い手を持っているため、ギラ無効にも蘇生封じを付与できるのが強みといえますね。
ブレイクウィンド(MP64)
- ランダム6回のバギ系体技ダメージ
- マ素状態に2倍(深度特攻強)
- みかわし不可、マヌーサ無効
レべル依存体技なので、自身のステータスや相手の防御力に左右されずダメージを与えることができます。
こちらは深度特攻強が付いているため、深度1で2倍、深度2で3倍、深度3で4倍というように大幅にダメージが上がっていき、深度が上がった状態でバギ弱点を突くとかなりいい火力が出ます。
特技の性質としてはガルマッゾの災禍のマ瘴に似ていますが、マ素付与がないので自身で深度を上げながら火力も上げる動きは出来ません。
深度が上がらないとそこまで高火力は出せないので、深度が上がる2ターン目以降に撃つ特技でしょう。
バギ属性ではあるものの風の使い手は持っていないため、マスタードラゴンやゴア・サイコピサロと組んで火力を上げるのはありですね。
その他の特技
- 紫電の吐息(MP131)
- ニュクスブレス(MP69)
- 邪竜のツメ(MP38)
- 聖魔斬(MP28)
凶神竜は思ったより攻撃力がありますが、邪竜のツメや聖魔斬はわざわざ残すものではないと思います。
高火力の紫電の吐息、状態異常のニュクスブレスを残すのが基本になるでしょう。
紫電の吐息
雷の使い手が付いたことで間接的に強化されています。
+3でギラ等倍に280ダメージ、マ素深度1で2倍の560ダメージになり、この時点で竜王の息吹や冥竜の劫火よりも威力が高いです。
さらにギラ弱点で840ダメージ、凶ボディ・ベータの1.2倍で1008ダメージになり、相手によっては一撃で壊滅することも可能です。
ミルドラースのローブとか、ギラ息錬金した息の書を装備すればさらに盛ることもできます。
ニュクスブレス
無属性のブレスで、マ素・猛毒・眠りを付与することができ、マ素・眠りには威力が2倍になります。
ハザードブレスの強化版みたいな特技ですね。
マ素を入れるだけでそこそこの火力が出せるので、ダメージと眠り両方でにおうだち突破が可能です。
アレフや超ウルノーガなどに眠りを狙うこともできるし、マ素撒き・深度上げに使って災禍のマ瘴の火力アップも狙えるし、使い道が多い特技です。
特性
- AI2-3回行動
- 凶ボディ・ベータ
(いきなり息ダメージ1.2倍、みかわし70%、呪文防御・防御1段階ダウン) - 汚染誘爆
- 雷の使い手
AI1-3回行動が2-3回に強化されました。凶神竜は攻撃力がけっこうあるので、通常攻撃も侮れません。
マ素パーティはガルマッゾにAI行動がないこともあって、ヤリ要員にも最適ですね。
凶ボディ・ベータの性能は新生前と変わらず。呪文防御が下がってしまうのは凶ブオーンで補えますが、速攻型と耐久型でコンセプトがかみ合わないのが難しいところです。
汚染誘爆の特性が面白いですね。
挙動としてはヴェルザーの特性(真竜の戦い)の息防御ダウンと似ていて、敵を倒した時に確率で残ったモンスターのマ素深度を上げることができます。
倒すたびに深度アップチャンスがあるので、凶神竜を入れておくだけでマ素深度を上げやすくなります。
ただし、この特性はブレイクモンスターが4体以上じゃないと発動しないため、ドラパにピン挿しみたいな使い方は向いてません。
リーダー特性
- ブレイク系のHPと素早さ15%アップ
新生転生前はドラゴン系のHPと素早さでしたが、ブレイク系のHPと素早さに変わります。これがなかなか画期的です。
マ素パーティはどうしても速度負けしてしまうのでガルマザードや凶ブオーンを入れた耐久寄りの編成になってしまいがちですが、凶神竜リーダーなら速攻型のマ素パーティを組めるようになります。
最近の高速モンスターに比べるとやや遅めではあるものの、15%アップならS10パーティに対抗できるくらいにはなるでしょう。
凶ライオネック、凶アンドレアル、凶スターキメラも速攻パーティと相性がいいし、新しいタイプのマ素パーティを構築できそうです。
まとめ
凶神竜は今までとは違った速攻型マ素パーティを組むために重要なモンスターです。
今までのマ素パーティは素早さを犠牲にしているかわりに火力が高いっていう感じでしたが、火力はそのままに素早さも高いパーティを作れるようになるわけですね。(そのかわり耐久力は落ちます)
攻撃される前に動く前提だと、必ずしもガルマザードのマ素浸食が必要なくなり、ウェイトが軽くなって編成自由度が上がります。
1体ならブレイクモンスター以外を入れても機能するので、マスタードラゴンやサイコピサロを入れてバギ使い手を付与するのはいいかもしれません。
マスタードラゴンならリーダー特性が凶アンドレアルに乗るのも相性がいいです。
うまく決めれば高火力も出せるし、深度上げのサポートとしても優秀なので、マ素好きにとってはいいモンスターだと思います。
ただ、最大の問題点として、凶神竜は紙耐久の速攻モンスターなので、☆を付けて素早さを上げないと使い物になりません。
凶ライオネックはロケットスタート+凶ボディ・ガンマ改、凶ブオーンはくじけぬ心+ブレイクアーマーである程度の行動保証や耐久アップがありますが、凶神竜の場合はそういった特性がほぼないので、自分の素早さでなんとかするしかありません。
限定モンスターが無☆でもなんとかなるのがマ素パーティの強みだったので、☆付けの視点からいうとちょっと微妙です。
☆4にしても系統パーティを抜けるほど早いわけではないし、S10に抜かれる可能性は全然ある速度帯だし、もうひとつ何か欲しかった感はあります。
ウェイト25ってことを考えれば妥当なところなのでしょうか。
ハズレ新生っていうほど弱くはないと思いますが、マ素使いに転向するほどめちゃくちゃ強いとか高ボーナスが組めるパーティでもないし、わざわざ手を出したくなる魅力はないですね・・。