新生転生 冥竜王ヴェルザー
ダイの大冒険コラボモンスター、冥竜王ヴェルザーに新生転生が追加されました!
ヴェルザーが初登場したのは2018年の5月でした。当時は新生ドレアム全盛期で、ドレアム対策になるモンスターかと思いきや、ドレアムと一緒に組む極悪パーティが流行りましたね。
耐久力と火力の高さで長い間トップに居続けた魔王でしたが、ジェマ、WORLD、オルゴ・デミーラなどヴェルザーが苦手な儀式や体技が増えるにつれて使われなくなってしまいました。
そんなヴェルザーは、新生転生でどのように強くなったのか考察します!
冥竜の劫火(MP145)
みがわりを無視してメラ系の息ダメージを与え、MP継続ダメージ状態を付与し、確率で回復封じ状態にする特技です。MPダメージは100固定となっています。
威力は魔界の業火と同じで、属性と付与効果が違うバージョンの特技です。
超ピサロのねだやしの業火と比べると、冥竜の劫火の方が息ダメージが大きく、MPダメージ量が同じで、回復封じまで付いていて、非常に高性能な特技といえます。
炎と雷の使い手が付いて弱点を狙いやすく、メラ無効のモンスターにもダメージや付与効果を通せるのが強みです。
反射は可能なので、ぎゃくふう持ちのアーロ、ミニモン、暗黒大樹の番人などに注意です。
おいかぜ1枚くらいなら無視して攻撃することもあると思いますが、冥竜の劫火を反射されるとヴェルザーに回復封じとMPダメージが付いてしまい、回復が重要なヴェルザーにとっては致命傷になりやすいです。
真・天地鳴動(MP56)
ランダム8回の体技ダメージを与え、確率で体技防御を下げる特技です。
威力は新生転生前の天地鳴動と全く同じで1発80~100ダメージ程度ですが、体技防御を下げることで1.5倍、2倍とダメージが上がっていくのが強みです。
他の体技アタッカーのダメージアップにも繋がります。
威力はレベル依存となっているので、☆を重ねたらレベル上限まで上げるようにした方がいいです。
特技がブレスに片寄っていて攻撃力も低いヴェルザーにとって、貴重な体技攻撃です。攻撃回数も多くてくじけぬ対策に使えるため、終盤で使うことが多そうな特技です。
体技防御ダウンは他に真・厄神の絶技がありますが、相手の防御力が高すぎたり、みかわしがかかっていると当たりにくい欠点がありました。
それに比べて新・天地鳴動はみかわしを無視して当てられるのが強みです。
ただ、ヴェルザーは素早さが遅いので、クエスト攻略で使えるかというと微妙ですね。
その他の特技
- 魔界の業火
- 漆黒の吐息
- 戦慄の波動
転生前から引き継ぐ特技ですが、魔界の業火は必須です。メラの通りが悪い時にギラに切り替えることができます。
漆黒の吐息は回復封じがメインなので、冥竜の劫火に回復封じが付いたことを考えると優先度は低めです。
無属性ということもあり使い勝手が良かったですが、使い手が付いたためそこまで重要ではないでしょう。
個人的には再生の試練で猛毒+回復封じを入れるのに使ってたんですけど、それだけのために残すのももったいない気がします。
戦慄の波動はザキ効果があるため、自然パーティ対策に使えます。
が、ザキ率がそこまで高くないことと、冥竜の劫火が自然に効果的なので、そこまで使うかというと謎です。
やはり本格的にマスターズGPで使うのであれば、魔界のたまごでカスタマイズするべきなのでしょうか。
ヴェルザーは耐久力が高く、MP回復特性も付いたためザオリクもありですね。
ヴェルザー4枠目の特技どうしましたか?
— 黒豆 @DQMSLブログ (@dqmsl_gamy) November 7, 2020
ちなみにツイッターアンケートの結果だとこうでした。半数以上の人がデフォルト特技ではなくカスタマイズしているようです。
ヴェルザー同士が残ってしまうと天地鳴動で倒すしかなくなるため、昔は体技よそくを積んでる人がけっこういた記憶があります。
炎と雷の使い手ということでメゾラゴンを付けたくなりますが、ヴェルザーは賢さがかなり低いです。
ブレスと体技の耐久モンスターということでスキルのたねを振るところが防御力くらいしかないので、賢さに振ってついでに呪文という選択肢もないことはないと思います。
特性
- AI2回行動
- 冥竜の竜鱗
(攻撃を受けた時にHPとMPを回復) - 黒炎のオーラ
(いきなり防御力・呪文防御・息防御・斬撃防御1段階アップ)
(3ターン状態異常無効) - 炎と雷の使い手
- 真竜の戦い
(敵を倒した時に敵全体にダメージを与えて息防御を下げる状態にする) - 被ダメージ上限値999
ヴェルザーといえば敵からダメージを受けた時にHPが回復する冥竜の竜鱗ですが、これがさらに強化されてHPの回復量がアップし、MPまで回復するようになっています。
最大HP1042/最大MP351
回復量はこのくらいでした。HPが約30%、MPが約8%でしょうか。
ちなみに修正前のHP回復量は約20%でした。この特性には回復量アップが乗るので、装備や錬金効果で上げることができます。
攻撃に耐えて回復することでしぶとく生き残ることができ、消費MPが高い特技もバンバン使っていけます。
真竜の戦いがちょっとわかりにくいですが、かなり強力な特性です。
敵がチカラ尽きた時に、敵全体にダメージを与え、確率で息防御を下げる状態にします。
この時のダメージは固定ではなく現在HPの割合となっていて、ダークマターの自爆のようにあと少しを削りきることはできません。
ダメージ目的としてではなく、先行のモンスターで何体か倒して息防御を下げることで、ヴェルザーの火力を上げるのが目的となるでしょう。
2体倒して2段階下げれば冥竜の劫火や魔界の業火が2倍の威力になるわけですから、これはすさまじく強いです。
この特性はヴェルザー自身の火力アップだけでなく、他の息モンスターの火力アップにも使えます。
例えばドラゴンパーティにヴェルザーを添えるだけで、敵を倒すたびにどんどんデバフがかかって火力が上がっていきます。
インヘーラー入り速攻パーティのヴェルザー添え、パンデルム入りゾンビパーティのヴェルザー添え、などなど意外な使い方ができそうです。
被ダメージ999の特性は、1000以上のダメージをカットすることで生き残り、冥竜の竜鱗のHP回復で生き残ることができます。1000ダメージ以上というと、秘剣ギガブレイクとかメロドーアでしょうか。
ランダム攻撃や複数回攻撃の合計ダメージからカットできるわけではなく、一撃のダメージを999に抑えることしかできません。ヴェルザーの天敵である、ジェマ、WORLD、オルゴ対策にはなりません。
リーダー特性
- 最大HP30%アップ
リーダー特性は以前と変わらずHP30%アップです。
ラプソーンが新生転生で30%から40%になったのでヴェルザーもそれに続くかと思ったのですが、ちょっと残念ですね。
耐性
ヴェルザーは新生転生するとバギ耐性が等倍から無効になります。
今まで新生転生どころかモンスター調整でも実施されたことがないので、かなり思い切った調整だと思います。
というか、出来るならもっと色々やって欲しかったですね。
これでヴェルザーは等倍で通るのがヒャドとデインのみとなります。
最近は属性持ちはブレイク系の特性が当たり前になっていますが、それでもこの耐性の良さは魅力です。
バギが無効になったことでサイコピサロやアーロの儀式でも簡単には落とせなくなったのは大きいです。
まとめ
ヴェルザーはメラ・ギラの2属性を使えるようになり、どちらも使い手が付いたことで火力が大幅アップ&無効にも付与効果を与えられるようになりました。
真竜の戦いで息防御を下げることにより、火力を大幅に上げることができます。
冥竜の竜鱗のHP・MP回復で長期戦にも対応できるようになり、バギ無効で耐久力も上がっています。
しかし、体技や儀式に弱いのは相変わらずで、今の環境で耐久できるかどうかはパーティの組み方次第、という感じですね。
特にオルゴ・デミーラに弱すぎます。なので、体技封じ要員のインヘーラーは相性がいいかもしれないです。息デバフのシナジーもあります。
なお、ヴェルザーのブレスは全て反射が有効です。ヴェルザーが流行るとぎゃくふうで対策されやすそうな感じはあります。
強みと弱点がはっきりしているモンスターとなっていて、相性がいいパーティには蹂躙でき、相性が悪いパーティにはあっさり落とされてしまう、という印象です。
マスターズGPは制限モンスターやボーナスポイント次第でいくらでも環境が変わりますし、刺さるルールではかなり強いんじゃないでしょうか!
▼マスターズGPで使ってみました