黒豆ブログ

ゲーム(たべっ子Time、シレン6、けしケシ、キノコ伝説)のことを書く黒豆パンのブログです。DQMSLは終了しました。

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【トレジャーズ】ドラクエ好きなら買って損なし!良いところも悪いところも本気レビュー!

ドラゴンクエストトレジャーズ

ドラクエトレジャーズ

今回は2022年12月9日に発売された、「ドラゴンクエスト トレジャーズ 蒼き瞳と大空の羅針盤」をレビューしていきます!

DQMSLでもまもなくコラボイベントが始まるので、それまでにプレイしておくとより楽しめると思います!

トレジャーズのゲーム内容自体もとても面白いので、ドラクエファンならやっておいて損はないです!

※ネタバレ要素は極力書きませんが、これからプレイ予定で一切の情報を知りたくない方は読まないことをオススメします。

お宝探しはかなり楽しい

トレジャーライフRPGというジャンル名からわかるように、トレジャーズはお宝を探して集めるゲームです。

モンスターの能力を駆使してマップを探索し、敵モンスターや他の団と戦いつつ、お宝を探しだして持ち帰る。という流れを繰り返して、少しづつ自分の団を強くしていきます。

団が強くなるとやれることが増えたり、強い敵と戦えるようになってより深いところまで探索できるようになっていきます。

お宝を持てる数は限度があるので、いっぱいになったら拠点に帰らないといけないのですが、行きたいところや探したいものがどんどん増えていくので、やめ時がわからなくなるくらいずっと遊べてしまいます。

実際、自分も購入した初日は10時間くらいぶっ続けでプレイしてしまいました。

最初にトレーラー映像を見た時はゼルダの伝説ブレスオブザワイルド(BotW)のドラクエ版みたいなもんかなと思ったのですが、あそこまで自由度は高くないです。

フィールドはいくつかに区切られているのでオープンワールドではなく、広さもそこまでめちゃくちゃ大きくはないです。

お宝探しの感覚としてはBotWの祠探しに近いんじゃないでしょうか。あれをメインにしたのがトレジャーズですね。

モンスターが生き生きしてる

ドラクエトレジャーズ

トレジャーズならではの要素はモンスターが仲間になることです。

本作のプロデューサーである犬塚太一さんは、ドラクエモンスターズシリーズのプロデューサーでもあるので、モンスター要素はけっこう濃い目です。

なので探索ゲームが好きな人というより、モンスターが好きな人にこそオススメしたいです。

トレジャーズに登場するモンスターはめちゃくちゃ動くがよくて、見てるだけで楽しめます。

探検から帰ってきた時に出迎えてくれたり、拠点でモンスターが変な動きしてたり、細かなところに遊び心を感じますね。

そしてなにより、ボイスが素晴らしいです。

モンスターにボイスとかいる?って人もいると思うし、自分もそこを重視して購入したわけではなかったのですが、体験してみたらこの意味がわかると思います。

歩いてる時にスライムが「すらすら~ぴき~」とかしゃべってくるんですけど、ものすごい味がある声を出してくるんですよ。この声を聴いて、一気にトレジャーズが好きになりましたね。

ドラクエをやっていて、マドハンドの声かわいい!って感想が出てくる日が来るとは思いませんでした。

調べてみたら、林原めぐみさん、若本規夫さん、中村悠一さん、杉田智和さんなどなど、声優にそれほど詳しくない自分でも知ってるような方々が演じていて、なるほどなと納得しました。

同じモンスターを仲間にしたとしても声には違いがあるので、気に入ったモンスターを声で厳選することもできます。

これは新しいモンスターの魅力といっても過言ではないと思います。

キャスト&キャストコメント | ドラゴンクエスト トレジャーズ 蒼き瞳と大空の羅針盤 

ドラクエ好きほど楽しめる

ドラクエトレジャーズ

トレジャーズでは、過去のドラクエシリーズやスピンオフ作品に出てきたものがお宝として登場します。

最近のスマホゲームからもいろいろと出ていて、DQMSLに関するお宝も登場します。こういうのを見つけるとテンション上がりますね!

DQMSL以外にもウォークやけしケシからも出てるし、今ではサービス終了してしまったライバルズや懐かしのどこパレからも出てきます。

なのでドラクエシリーズをたくさん遊んでいる人ほど、こんなのあったあった!と盛り上がること間違いなしです。

お宝を飾っておくシステムがあるので、自分の好きなシリーズで揃えたりするのも楽しいですね。

ドラクエトレジャーズ

お宝をゲットした時は、こんなふうにシルエットだけ見ることができます。

拠点に戻って鑑定するまでわからないのですが、どう見てもあれじゃん!と予想するのも楽しいです。

BGMがすばらしい

歴代ドラクエの曲をものすご~くいい感じに使っていて、冒険のワクワク感や、戦いの緊迫感を演出してくれます。

フィールドを歩いているだけでドラクエの世界観に浸れます。やっぱりBGMって大事。

特にライバル団のボスとの戦いが神がかってます。鳥肌立ちまくりでした。これは一見の価値ありです。

ちなみに、お宝を掘る時の曲も、故・すぎやまこういち先生の作曲だそうです!

アクション要素はやや低い

トレジャーズはドラクエらしくレベルを上げて殴るゲームなので、テクニックでどうにかするには限度があります。

攻撃はボタン連打しかなく、あとは敵の攻撃を回避するくらいしかアクション要素はないです。簡単操作といえば聞こえはいいですが、操作する気持ちよさみたいなのは感じにくいですね。

子どもやゲーム慣れしてない人でも楽しめるように、ということでそこまで複雑な操作が必要ないようにしているんだとは思いますが、そこに物足りなさを感じてしまう人もいると思います。

ボス戦では主人公が直接攻撃するよりも、バフ・デバフ・回復の管理や、ロマン技のタイミングを決めるのがメインになります。これはけっこう楽しいです。

スリングショットを多用することになるんですが、この操作感もちょっとイマイチかなと思います。弾の種類が多すぎて切り替えが大変だし、操作ミスが頻発してストレスが溜まります。

あと、序盤でカミュとマヤを入れ替えて操作して、一方がボタンを押しながらもう一方が先に進むという場面がありました。

よくあるキャラを入れ替えながら進む謎解きか?と思ったのですが、それっきり攻略中のキャラ入れ替えや謎解きは出てきませんでした。ただの演出だったんですね・・。

パーティ編成が限られる

モンスターには固有の探索スキルがあって、ハイジャンプ、かっくう、地中にもぐる、ダッシュ、サーチのどれかを持っています。

高低差を上り下りするのにハイジャンプとかっくうがほぼ必須で、地中にもぐるがないと行けない場所があるのでこれもほぼ固定になっちゃいます。

ダッシュやサーチは絶対にないと困るわけではないので、どうしても優先度が下がってしまうんですけど、強そうなモンスターに限ってダッシュやサーチを持ってたりするんですよねぇ。

ハイジャンプやかっくうなんてこういうゲームにおいては基本動作に近いので、連れ歩くモンスターに関係なく使えればよかったのにと思います。

同じマップでも編成を変えて何度も探索できるとポジティブに受け取れば、許容範囲ではあるでしょう。

コイン装備がめんどくさい

お宝には武器や盾も出てきますが、それらは飾るだけで装備することはできません。

そのかわりにコインを装備することで、ステータス・とくぎの威力・状態異常耐性を上げたり、特殊能力を追加することができます。

ストーリーが進むとけっこうな個数を装備できるようになるんですが、モンスターを入れ替えるたびに付け替えないといけないし、どのモンスターがなんの能力でどのコインが合うかとか、いちいち探すのが非常にめんどくさいんですね。

モンスターの性能も別画面に戻らないと見れないし、ソートやサーチ機能も微妙なので、コインを選ぶだけでかなり時間がかかってしまいます。

おまかせ装備も可能ですが、ステータスでしか選べないので肝心な属性は無視されるので、何でもいいから付けたい時しか使えないです。

属性や特技種別まで絞り込み・おまかせできたら言うことなしでしたね。あとは何種類かプリセットを作れたりすればもっと良かったです。

レアなコインを探したり、コインの最適な組み合わせを見つけるのも面白さのひとつなので、このあたりのUIは非常に惜しいです。

ボリュームが少ない

ドラクエトレジャーズ

ストーリーをクリアするまでにかかった時間は約30時間ほどでした。

自分はけっこう寄り道するタイプでこのくらいなので、ストーリーだけさくさく進めていけば20時間以下でクリアできると思います。本編だけで見るとちょっと物足りなさは感じてしまいますね。

もちろん、ストーリーだけクリアしたら終わりっていうタイプのゲームではなく、お宝の数はめちゃくちゃ多いので、コンプリートまでやりこむと相当な時間がかかると思います。

あと気になるのは、モンスターの種類がそこまで多くないです。

見たことあるキャラの色違いみたいなのしか出てこないので、今までのモンスターズシリーズにあったような、なんだこいつは!?みたいな出会いはあんまりないです。

やはりモンスター1体1体のモーションやボイスの作りこみがすごいので、種類には限度があるのでしょう。

そのかわり、同じモンスターでも性能が違ったり、帽子をかぶったレアな個体がいたり、宝石モンスターがいるので、そういうのを探して仲間にする楽しさはあります。

まとめ

ドラクエトレジャーズはなかなかの良作だと思います!

一度プレイし始めるとのめり込んでしまって、時間を忘れて遊ぶことができます。クリア後もやり込み要素があるのでまだまだ遊べそうです!

不満点はないでもなく、全体的に動作がもったりしていて、メニューやマップを開くにもスパっとは切り替わらないです。

ただでさえ編成や移動に時間がかかるのに、そこで余計にめんどくささやストレスを感じちゃうのはありますね。

システム回りが洗練されて、ボリュームやモンスター数が多ければもっといい作品になりそうなんですが、ゲームとしての物足りなさは感じてしまいますね。

キャラゲーとしては非常に面白く、モンスターは今までになかった動きと声で愛着が段違いだし、ストーリーはBGMも相まって心にグッとくるものがあるし、ドラクエ11をプレイしたことがあってカミュ&マヤに思い入れがある人はなお楽しめると思います。

ドラクエシリーズやモンスターが好きなら買いといえる作品でしょう!