新生転生 魔性の道化ドルマゲス
2020年10月16日、魔性の道化ドルマゲスに新生転生が追加されました!
ドルマゲスといえば悪魔パーティのみがわり剥がし&バフ剥がしに必須のモンスターで、新生転生前でも現役で使われていました。
そんなに弱かったわけではないですが、悪魔パーティそのものが下火になっているので、系統全体で底上げの意味があってかもしれないですね。
新生ドルマゲスがどのように強くなったのか考察します!
秘術イオマータ(MP48)
ランダム5回のイオ系呪文ダメージを与える特技で、マホカンタなどの反射を無視して攻撃することができます。
新生転生前に覚えていた絶望の爆炎は反射無視のイオナズンでしたが、それがイオマータになった感じです。
威力は普通のイオマータより高めで、マガルギの幻魔の火柱や精霊の氷柱と同等の火力が出ます。
イオマータとは別の特技になるため、錬金効果のイオマータのダメージ+15%は乗りません。錬金するならイオ系ダメージ+10%にしましょう。
ドルマゲスはいきなりピオラを活かして2ターン目にトドメを刺しに行くムーブが多いですが、その時に全体攻撃だと削りきれないことが多々ありました。
そういう場面でランダム呪文があると、残ったモンスター1~3体に集中して当てることができます。偶数R1.5倍魔力かくせいの特性のおかげもあり、2ターン目の先制秘術イオマータは思った以上に強烈です。
反射無視なのでレジェンドゲマやブギーのようなマホカンタ持ちを気にせず攻撃できるし、くじけぬ心に対する多段攻撃になるのも便利ですね。
相手の耐性に合わせて、ヒャドマータと2属性使い分けできるのもいいところです。
狂気のいあつ(MP98)
全体に無属性でレベル依存の体技ダメージを与える特技で、みがわり状態の敵には威力が3倍になります。確率でみりょう状態を付与し、さらに防御力ダウンの効果まであります。
新生転生前に覚える狂気の笑いの大幅強化バージョンですね。
狂気の笑い+3の威力は約150ダメージ(みがわり450ダメージ)だったので、におうだちは確実に落とせるものの、HPアップリーダーやダメージ軽減がかかっているとみがわりを落としきれないことがありました。
狂気のいあつ+3の威力は約270ダメージ(みがわり810ダメージ)まで上がり、みがわりでもほぼ確実に落とせるようになりました。
大樹の守りや次元のひずみで50%バリアをかけ、HPアップリーダーにしてようやく2発耐えられるかどうか、っていうレベルじゃないでしょうか。
天界の守り+におうだちで耐えきられたとしても、みりょう効果で剥がすことができます。
火力はガナサダイの屍皇帝のいあつと同等で、マヒがみりょうに変わって防御ダウンが付いた感じですね。
狂気のいあつのいいところは、ダメージとみりょう効果が2段階に分かれているので、ダメージでみがわりを剥がすことに成功すれば、みがわりで守られたモンスターにもみりょう判定があることです。
屍皇帝のいあつはダメージにマヒ判定があるため、みがわりで守られたモンスターをマヒさせることはありません。
その他の特技
- 絶望の爆炎
- 狂気の笑い
- ドルマドン
- あんこくのはばたき
- ヒャドマータ
転生前から引き継ぐことができる特技はこの5つです。
秘術イオマータと絶望の爆炎はランダムと全体で使い分けできないことはないですが、ドルマゲスで全体を削りに行くシチュエーションはあまりないように感じます。
やはり、みがわり剥がし・バフ剥がし・2ターン目以降の先制攻撃がドルマゲスの強みなので、それを考えると絶望の爆炎はあまり必要ないかなと。
これにより、ドルマゲスハート(絶望の爆炎ダメージアップ)も価値が下がりました。ウェイト0の素早さアップ装備として使えなくはないですが・・。
狂気の笑いはいあつが完全上位互換なので必要なく、あんこくのはばたきとヒャドマータでSランクからの引継ぎが無難に使いやすいと思います。
また、新生転生と同時に、あんこくのはばたきの呪文防御ダウン率が上がっています。
特性
- いきなりピオラ
- 道化の舞踏
- デビルバーハ
- 偶数R1.5倍魔力かくせい
- 道化のさいご
いきなりピオラは以前のままです。これのおかげで2ターン目にほぼ先制行動することができます。
秘術イオマータで落としに行ってもいいし、秘めたるチカラなどでかかったバフをあんこくのはばたきで消しに行ってもいいし、におうだちが生き残っていれば狂気のいあつで落としにいってもいいし、これをほぼ確実に先手で打てるっていうのが強いです。
道化の舞踏は以前からあった特性ですが、上方調整が入って悪魔系の賢さ1段階アップが追加されました。これで悪魔系の呪文火力が1ターン目からキャップに到達できるようになります。
悪魔系にみかわし、デイン耐性、インテラ、って1個の特性に盛りすぎですね。
デビルバーハ
悪魔系全体の息防御を1段階アップする効果で、さらに確率でもう1段階息防御をアップします。悪魔系が5体いると発動率が100%になります。
悪魔限定とはいえ、入れておくだけで全員にバーハがかかるって強すぎませんかね。
悪魔系はやたらとドラゴン系を敵対視してるところがありますが、イマイチかみ合ってないどころがありました。
しかし、これにはさすがのドラゴンパーティも厳しいんじゃないでしょうか。
ドラゴンパーティを使う側は、悪魔対策に息だけに特化せず呪文や体技などを混ぜておく必要がありそうです。
偶数R1.5倍魔力かくせい
名前の通り、偶数ラウンドに呪文ダメージが1.5倍になります。
デュランの偶数ラウンドちからための呪文版みたいな感じですね。こっちは1.5倍ですが、いきなりピオラを維持していればほぼ先手で打てるので、相手を一掃するのに非常に使い勝手がいいです。
マスターズGP向きの特性に感じますが、悪魔縛りでクエストを攻略する際にも火力底上げに役立つでしょう。
悪魔系でイオといったら、超魔力かくせい持ちのキングモーモンや、爆発の使い手のバラモスエビルの方が優勢でしたが、ドルマゲスを採用する場面も出てきそうです。
道化のさいご
ドルマゲスが倒された時に、確率で敵の呪文防御を下げる効果です。確率は味方の悪魔系モンスターが多いほど上がります。
おやぶんゴーストの最後にぶきみな光に似た特性ですが、悪魔系の数で変動するっていうのが変わったところですね。
ジャハガロスやムドーのような遅めの呪文アタッカーが思わぬ火力を出せそうです。
メーダクインと一緒に入れて、倒されるだけで呪文防御を下げまくる構成も面白そうです。
リーダー特性
- 悪魔系の素早さ18%アップ
リーダー特性は新生転生前と変わっていません。
デュランが悪魔系素早さ18%、攻撃力12%のリーダー特性を持っているので、悪魔パーティを組むならデュランが必須でしょう。
まとめ
ドルマゲスは新生転生しなくても普通に使える性能でしたが、新生転生することでより強くなりました。
みがわり・におうだち剥がしの性能が上がり、秘術イオマータ&偶数R1.5倍魔力かくせいで呪文アタッカーとしても強くなり、開幕で悪魔系に賢さ・息防御のバフが増え、攻撃面・補助面どちらも強力になっています。
悪魔パーティの必須モンスターになっただけでなく、通常の速攻パーティに入れても全然使っていける性能です。
速攻パーティで似たポジションだとガナサダイの方が確定亡者とマインドバリアで動きを取りやすいとは思いますが、ドルマゲスの方がより火力に特化していて攻撃的な剥がし役という印象です。
悪魔パーティはデュラン、イブール、ジャハガロスといったレジェンド勢がいないと組みにくい高級系統になってしまったので一般人にはなかなか手が出せません。
タイタニスがどう新生転生するのかに期待がかかりますね。