新生転生 凶帝王エスターク
凶帝王エスタークに新生転生が追加されました!
凶エスタークは魔王に分類されるモンスターですが、ブレイクフェスの限定モンスターとなっていて、通常時は手に入れることができません。
登場した当時はマ素という概念もなかったので、物理と呪文の両刀魔王っていう感じの性能でした。
そのころはイオ耐性を下げが非常に珍しくてクエストで有用でしたが、所有者が少ないため攻略法としては確立されず、結局使われないまま忘れられていったモンスターです。
実装から4年経ってようやく新生転生が追加された凶エスタークですが、どのように使えるようになったのか考察します!
爆炎の絶技(MP48)
ランダム6回のイオ系斬撃ダメージを与え、防御力を下げる特技です。さらに、マ素状態だとダメージが1.5倍になります。会心の一撃はでません。
倍率は+3で約0.9倍となっています。0.9倍×6回=5.4倍ということは、ドレアムの旧・魔神の絶技と同じ倍率ですね。
防御ダウン付き、会心なし、消費MP48って部分も同じだし、旧・絶技にイオ属性とマ素特攻が付いたものと考えていいでしょう。
弱点を突いてマ素特攻が乗ると、5.4倍×1.5×1.5=12.15倍まで伸びるので、条件が整えばかなりの破壊力を出せる特技といえます。
参考までに、グランエスタークの爆砕の剣撃も5.4倍×6回=5.4倍の特技ですが、あっちは弱点1.8倍計算になり、最終的に9.72倍になります。
マ素さえ入れれば爆炎の絶技の方が倍率が上回り、防御デバフ効果もあるため、性能的にはけっこう優秀な特技と言えそうです。(グランエスタークに比べると攻撃力は低いです)
凶帝王の双閃(MP45)
全体に2回イオ系斬撃ダメージを与え、命中時に確率でマ素状態にします。マ素状態の相手には威力が1.5倍になります。
1回目のダメージの時点でマ素が付与されると、2回目のダメージにマ素特攻が乗ります。
こちらも使ってみたところ、倍率は+3で約0.9倍でした。それが2回なので、合計で1.8倍出ます。もし1発目にマ素が入れば2発目は1.35倍になります。
つまりは1.8倍~2.25倍って感じですね。参考値として、ギガクロスブレイク+3が2倍なので、威力としてはそれに近い感じじゃないでしょうか。(JERSTERに比べると攻撃力は低いです)
マ素撒きの特技としても使えるので、クエストで爆炎の絶技を底上げしたい時にも使えるんじゃないでしょうか。
凶帝王のかまえ(MP52)
1ターンの間、斬撃と体技を1.5倍で反射し、攻撃・呪文ダメージを2倍にする特技です。
つまり、斬撃よそく、体技よそく、ちからため、魔力かくせいを同時に使うってことです。戦闘中に1回しか使うことができません。
名前からもわかるように、エスタークの帝王のかまえの亜種バージョンとなっています。
ただ、帝王の構えは魔王調整の際に効果が2ターンになり、呪文まで反射するようになっています。また、帝王のかまえはロストアタックによるため解除無効ですが、凶帝王のかまえはため解除が可能です。
本家エスタークと比べてしまうとちょっと物足りなさがありますね。
シャムダの構えもそうですが、ウルノーガ全盛期なら青の衝撃を反射してバリアを守るのに使えましたが、今はエルギオスの踊りで剥がされてしまうので、なかなか有効に使うのは難しいように感じます。
一応、呪文ダメージを2倍にする効果もあるので、イオマータの底上げにも使えます。斬撃でも呪文でもどっちでも攻めれるっていうのがメリットなのかもしれません。
凶エスタークは冒険者クエストやランキングクエストで使えそうなので、ダメージ上昇状態になる手前でかまえておいて、次のターンに集中攻撃するって感じで使えそうです。
戦闘中に1回しか使えない制限があるのが謎です。本家帝王のかまえは何回でも使えるのに・・。
その他の特技
- 爆砕の波動
- 地獄の乱撃
- イオマータ
- 身も凍るおたけび
新生転生前からは4つの特技を引き継げます。
凶帝王のかまえに魔力かくせいの効果があるということは、おそらくイオマータを引き継ぐことを想定しているんだと思います。
爆砕の波動はイオ耐性と防御ダウンが付いた固定ダメージの体技ですが、威力が低いし、デバフ効果も微妙なので、使うことはあまりなさそうです。
斬撃パーティでクエストを攻略する際に、イオ耐性ダウンが必要になったらもしかしたら使うかもしれません。
地獄の乱撃は無属性でマインド付き、身も凍るおたけびはバフ剥がしに、それぞれ使いどころがないわけではないですが、引き継ぐ優先度は低いです。
特性
- AI2回イオ系攻撃
- 帝王の闘気
- 凶ボディ・帝
偶数ラウンドに攻撃力・賢さが2段階上がり、防御力が1段階下がる
AI行動の回数が1回増える(最大で2回増える)
- イオブレイク
- いきなりダメージ50%軽減
特性は大幅に強化されています。
珍しいのはAI行動がイオ系ダメージになることですね。弱点を突けば1.5倍になるし、冒険者の証でイオダメージを盛っていればそこでもダメージアップが狙えます。
ただ、マスターズGPでは通常攻撃が通れば倒せる相手でも、耐性の相性が悪くて倒せなくなってしまう可能性があります。
通常攻撃が変化する装備を付ければそっちが優先されるので、昇天のヤリなどを装備させて無属性にできることも覚えておくといいでしょう。
凶ボディ・帝の効果でAI行動の回数が増えていくのも面白いところです。2ターン目にはAI3回行動に、4ターン目にはAI4回行動になります。
帝王の闘気(状態異常無効)が付き、ダメージ50%軽減も付いて、魔王っぽい特性が揃いました。
まとめ
凶エスタークはマスターズGPでも使えないことはないと思いますが、使いこなすのは大変だと思います。
やはり斬撃自体が今の環境で使いにくいっていうのと、マ素パーティが時代に合ってないっていうのがあります。エルギオスより素早さが遅いのに、主力斬撃がどちらもみかわし可能なのも厳しいです。
もし斬撃やマ素が強い環境に変わっていくと、使えるようになるかもしれません。
また、斬撃に特化しているわりに攻撃力がそこまで高くないのも物足りなさがあります。特性で攻撃力+50とか全ステータス+20とか付けて欲しかったですね。
物理モンスターなので十分な火力を出すには☆を重ねないといけないですが、限定モンスターで☆付けをしにくく、実用レベルまで持って行くのが難しいです。
やはりどっちかというとクエストで使うモンスターでしょう。イオ斬撃といえばグランエスタークですね。
グランエスタークもGPではめったに活躍しないですが、一部の冒険者クエストで必須級に強かったりで出番はあるので、凶エスタークもポジション的にはそんな感じになると思います。