特技の上方修正
2020年9月21日のアップデートで、さりげなく特技の上方修正が行われています!
これけっこう重大な調整だと思うんですが、事前の告知なく本当にサラっと実装されているので、知らない人も多いんじゃないかと思います。
- 「凶魔戦刃」の威力をアップ
- 「天下無双」の威力をアップ
- 「天馬のひづめ」の威力をアップ
- 「神馬のひづめ」の威力をアップ
- 「絶・六刀流」ゾンビ系が6体でさらに威力アップ
- 「ヘルバオムのねっこ」の威力アップ、自然系が6体でさらに威力アップ
- 「アラウネウィップ」の威力アップ、自然系が6体でさらに威力アップ
ゼメルギアスや闘神レオソードはレギュラーを外されることが多くなってしまいましたが、クエストで再び活躍できるようになりそうです。
天馬のひづめは黒竜丸、神馬のひづめはアルシオンの特技です。アルシオンは新生転生で外してしまう人がほとんどだと思いますが、これはどういう意図なのでしょうか。
そして旧世代のランダム斬撃、絶・六刀流、ヘルバオムのねっこ、アラウネウィップも強化です。
これは同じ系統が6体いるとさらに火力が上がるということで、系統縛りミッション向けでしょうか。
絶・六刀流は素の威力が上がっていないですが、七王剣の錬金が追加されてるので総合的にはけっこういい火力が出せるはずです。
実際のところ、どのくらい威力が上がっているのか調べてみました。
凶魔戦刃
左:凶魔戦刃+3 右:通常攻撃
通常攻撃が平均308ダメージで、凶魔戦刃は+1で使ってみたら平均333ダメージでした。
+1の時点で1倍越えてるのはヤバいです。すでに類似特技のおぞましいカマを越えています。間違いなく使える特技だろうと思い、速攻で特技本を入れて+3にしました。
その結果、平均385ダメージまで上がりました。倍率でいうと約1.25倍です。元の倍率が約0.9倍だったので、かなり大幅な強化です。
修正前が旧・絶技と同じで、修正後は真・絶技と同じ倍率と考えて良さそうです。
ちょっと信じられなかったので、ドレアムと並べて使ってみました。
ゼメルギアスの方が攻撃力が低いため、装備で同じくらいに揃えてあります。
鬨のふえで攻撃力2段階上げて、ゼメルギアスの時はオーラでデバフを消してから使ってみたところ、確かに同じような火力を出すことができました。
専用装備もあるし最終的にはドレアムの真・絶技の方が火力が出せますが、それでもあのゼメルギアスがドレアム相当になってしまうとは衝撃です。
天下無双
左:天下無双+0 右:通常攻撃
天下無双は通常攻撃とほぼ同じ倍率が出ました。
修正前は+0で約0.7倍で旧・絶技と同等の倍率だったので、こちらも+0で約1倍ということは真・絶技相当まで底上げされてるということでしょうか!?
なお、天下無双はみがわり状態に威力が2倍になるという意外と知られてない効果があります。これも合わせればとんでもない破壊力を出せるようになります。
クエストだと敵がみがわりしてくることってめったにないし、マスターズGPだとみがわりを落とせるほど素早さが高くないので、実際は使いどころが限られます。
幻魔の塔でにおうだちを使ってくるちんもくのひつじに使ってみました。
このドレアムは装備なしで攻撃力700程度、レオソードは装備込みで攻撃力630くらいです。
天下無双+0でもみがわり状態の相手なら真・絶技を超えるほどの火力を出すことができます。☆4にして+3にすればものすごいことになりそうです。
絶・六刀流
続いてソードイドの絶・六刀流です。
素の威力の底上げはなく、ゾンビ系が6体の時のみ威力がアップします。比較してみると、だいたい1.4倍くらいにダメージが上がっているようです。
ちなみに、七王剣に絶・六刀流40%アップを錬金してあるので、装備の固有効果と合わせて50%威力が上がっています。
元の倍率が+3で1発約0.54倍ということは、0.54×1.4×1.5=1.134倍ということなります。
6回合計で6倍以上なので、だいぶ今の環境に追いついてますね。
ゾンビ系といえば、月夜の剣技の高火力に比べてしまうと少し物足りなさを感じます。
単発の威力は低く見えますが、絶・六刀流は6回攻撃、月夜の剣技は4回攻撃なので、合計ダメージで見れば絶・六刀流も悪くはないと思います。
そもそもソードイドはデバフの役割ですからね!
防御力下げや素早さ下げが必要な時は月夜と混ぜて使うこともあるでしょう。
ヘルバオムのねっこ
修正前のヘルバオムのねっこ+3は、絶・六刀流+3と同じで1発約0.54倍でした。
修正後の倍率を平均ダメージから計算すると、約0.64倍に上がっていました。
だいたい1発約0.1倍アップくらいだと思っておけば大丈夫かと思います。
素の倍率はそんなに大幅に上がってる感じではないですね。
自然系を6体入れると倍率がアップします。
こちらもソードイドの時と同じように、だいたい1.4倍くらいに上がっています。
自然といえばプチ組・グンシの突撃号令もありますし、自然縛りを物理で攻略することがあれば使えるかもしれません。
最近は○○系のダメージ何%アップみたいな特別条件が付くことも多いですから、何が使えるようになるかわからないです。
アラウネウィップ
アラウネウィップも絶・六刀流と倍率は同じです。
つまりヘルバオムのねっこの攻撃力ダウンが防御力ダウンに変わった特技ですね。
1発約0.48倍→約0.59倍になっていたので、ヘルバオムのねっこと同様に1発あたり約0.1倍アップのようです。
自然系6体で約1.4倍に上がるのも同じです。
天馬のひづめ
黒竜丸の天馬のひづめは、単体に攻撃力依存の斬撃ダメージを2回与える特技です。
修正前の倍率は+3で約1.35倍、2発合計で約2.7倍でした。
平均ダメージを出して計算したところ、約1.85倍くらいに威力が上がっていました。
1発あたり0.5倍アップで、2発合計1倍アップといったところでしょうか。合計3.7倍だと一刀両断+3と同じくらいですね。
神馬のひづめはアルシオンの特技がなかったので調べられなかったのですが、性能としては天馬のひづめのちょっと強い版の体技なので、ほぼ同じような調整かと思います。
一刀両断とほぼ同じ火力が出るなら神馬のひづめで十分って感じもするんですが、一刀両断はみかわし無視っていうのが強いんですよね。その分消費MPが高すぎる欠点もあるので、一長一短です。
まとめ
上方修正が入った特技の倍率をまとめです。
修正前 | 修正後 | |
---|---|---|
凶魔戦刃 | 0.9×6=5.4 | 1.25×6=7.5 |
天下無双 | 0.9×6=5.4 | 1.25×6=7.5 |
絶・六刀流 (ゾンビ6体で) |
0.54×6=3.24 | 0.54×1.4×6=4.54 |
ヘルバオムのねっこ (自然6体で) |
0.54×6=3.24 | 0.64×1.4×6=5.34 |
アラウネウィップ (自然6体で) |
0.54×6=3.24 | 0.64×1.4×6=5.34 |
天馬のひづめ | 1.35×2=2.7 | 1.85×2=3.7 |
神馬のひづめ | 1.45×2=2.9 | 1.95×2=3.9 |
※今回の検証に基づいた結果です。一部特技は推測も含みます。
※実際の倍率とはズレが生じる可能性があります。
※特技は全て+3です。
予告なしでコッソリ強化された特技でしたが、威力はかなり変わっていました。
特に凶魔戦刃はめちゃくちゃ強くなりました。錬金込みのおぞましいカマと同じくらいの火力を出せるので、オルゴ・デミーラを化け物形態で使っててオカマ形態を作る余裕がない人にはちょうどいいかもしれません。
もちろん耐性や特性が違うし、魅了が付かないので単純な互換ではないです。
天下無双もかなり強くなっていますが、他の特技と違ってデバフがないのでただの火力でしかないのは少し残念なところです。
そのかわり、みがわりに2倍という他にない強みがあるので、状況によってはものすごい瞬間火力を出せます。
レオソードはひん死で会心持ちなんですが、天下無双は会心の一撃が出ない特技となっています。
魔神の絶技も昔は会心が出なかったのが真・絶技で会心が出るようになったし、GPにはクニクズシという会心の化け物もいることなので、レオソードが天下無双で会心を出したところでそんなに壊れではないと思いますが・・。
他は劇的な強化というほどではないものの、今の環境でもそれなりに使える程度には調整されました。同系統6体とか条件付きなのがちょっと気になりますね。
マスターズGPで使うようなモンスターではないので6体前提なのはいいですけど、火力を出すのに系統を縛られるっていうのはちょっとめんどくさいところです。
古くなって使われなくなってしまったモンスターも、こういった倍率の上方修正で使える場面が増えるので、こういった調整はすごく嬉しいですね!