魔王調整 デスタムーア
年末情報特番にて、デスタムーアの魔王上方調整情報が発表されました!
デスタムーアは2019年にも魔王調整が実施されています。
同期の調整魔王が現役で使われているのに、デスタムーアはほとんど使われてるのを見たことがないです。
サイコピサロが出た直後の制限ルールで少し使われたくらいじゃないでしょうか。
もはやネタ枠となりつつあるデスタムーアですが、今度こそ魔王上方調整で強くなれるのか考察します!
夢幻の構え
とくぎ調整で夢幻の構えが強化されます。
- みかわし100%
- 呪文無効
- 2ターンちからため
- 3ラウンド自分以外に封印の霧
呪文無効が追加され、ちからためと封印の霧の効果が伸びています。
説明にターンとラウンドが一緒に使われているのでわかりにくいですが、1ターン目に構えると、4ラウンド目にはどちらも解除される感じです。
ターンは自分の行動でカウントされ、ラウンドは全体でカウントされるので分けて表記してあるということですね。
調整前は封印の霧が1ターンだったので、偶数ラウンドのバフは敵味方ともに有効でした。
効果が3ラウンドに伸びたことで、デスタムーアのみ秘めたるチカラがかかり、他のモンスターは封じられた状態が続くようになります。
ちからためが2ターン継続するのはエスタークの帝王のかまえと同じです。
疾風連撃+3の合計倍率は約2.58倍で、黒のオーブで+30%を錬金すると約3.35倍まで上がります。先制発動のため倍率が抑えられており、ちからため込みでもそんなに強いとはいえない特技です。
そもそも、デスタムーアを入れるのは疾風連撃でくじけぬ心を解除するためなので、1ターン目から攻撃することがほとんどなんですね。なので初手で構えるって選択肢があるのか疑問です。
追記
夢幻の構えの呪文無効の効果は2ターンです。
1ターン目に使うと3ターン目の行動後に解除されるので、ちからためと同時に解除される感じです。思ったより長持ちします。
呪文無効が付く構えといえばダークドレアムの魔神の構えを思い浮かべます。
しかし、魔神の構えは1ターン目に使うと4ラウンド目の最後まで効果が続くし、上位はどうでも解除できないので、だいぶ別物ですね。
ラースにかかってるものと同じ効果になります。
どんな場面で構える?
呪文無効が付いたということは、超ゾーマやラプソーンを意識してのことだと思います。
超ゾーマは1ターン目に無属性無効と防御力2倍がかかっているので、疾風連撃でもそれ以外の物理攻撃でもほとんどダメージを与えることができません。
そこで夢幻の構えで滅びの呪文をやりすごし、ころもが剥がれたところにちからためがかかった疾風連撃を叩き込む、という流れを想定していると思われます。
ラプソーンの場合、行動するまで闇の結界がありますが、構えてちからためがかかればキャンセルステップや通常攻撃でけっこう削れるはずです。
AI3回を引いて追撃をうまく流せば落とし切れるんじゃないでしょうか。
自分以外に封印の霧は、ウルノーガのバフを剥いだり、ケトスの斬撃防御や呪文防御を防ぐのに有効です。系統バフも封じられるので、自然パーティにもわりと有効なんじゃないかと思います。
ただ、味方のバフもかからなくなってしまうので、扱い方は難しいです。エスタークのようにクエストで活躍させるのは無理でしょう・・。
また、構えると物理と呪文は効かなくなりますが、体技は通ってしまうので注意です。特に天崩邪弾や破魔天光を受けたら50%バリアがあるとはいえ耐えられる保証はないです。
夢幻の構えの歴史
夢幻の構えはこれまで何度も調整を繰り返してきた特技です。
こんなに何回も調整されてて、それでもなお使われてない特技っていうのも珍しいんじゃないでしょうか。
初期(2016年7月)
攻撃ダメージを2倍(1ターン)
身かわし率を50%にする
1回目の調整(2017年12月)
ラウンドの最初に発動し
攻撃ダメージを2倍(1ターン)
身かわし率を50%にする
2回目の調整(2019年12月)
ラウンドの最初に発動し
攻撃ダメージを2倍(1ターン)
身かわし率を100%にする
自分以外の敵味方全体に封印の霧(1ターン)
3回目の調整(2020年12月)
ラウンドの最初に発動し
攻撃ダメージを2倍(2ターン)
身かわし率を100%にし
呪文効果を防ぐ
自分以外の敵味方全体に封印の霧(3ラウンド)
なんと、こんなにも強化されてたんですね。改めて見てみると驚きです。
初期はちからためとみかわしきゃくを同時に使うだけで、先制発動ですらありませんでした。
先制発動になり、みかわし率が100%になって封印の霧が追加され、さらに呪文無効と効果ターンの延長まで・・。
優遇されてるんだかされてないんだかよくわからない特技です。
いきなりダメージ50%軽減
いきなりダメージ30%軽減を持っていましたが、今回の調整で軽減率が50%に強化されます。
軽減率が上がるだけなので超魔王の50%バリアのように上位はどうでしか剥がせないやつではないでしょう。
今までのデスタムーアはくじけぬ解除でお仕事終了って感じでしたが、生存率が上がったことでその後も動ける可能性が上がります。
デスタムーアはステータスは高く、特に素早さと攻撃力はかなり優秀です。とくぎのカスタマイズ次第では使えるようになる可能性はあります。
今回の調整でステータスアップはないですが、参考値として載せておきます。
☆4 | ☆4+4 | |
---|---|---|
HP | 721 | 745 |
MP | 332 | 343 |
攻撃 | 589 | 607 |
防御 | 494 | 510 |
素早さ | 584 | 599 |
賢さ | 405 | 417 |
※前回魔王調整のスキルラインで習得する、攻撃力+50、素早さ+100込みの数値です。
高速剥がしのキャンセルステップ、反射対策で戦鬼の乱舞、状態異常狙いでおぞましいおたけび、物理が効かない相手にメゾラゴン、基礎性能が高いのでどれを付けても使いこなせます。
ただ、いきなりマインドバリアしか持ってないのは欠点ですね。
眠り、混乱、マヒが半減で、マヌーサまで半減で入ってしまいます。呪文無効とみかわしだけで防げる相手ならいいんですが、そうじゃない場合はHPで耐えたとしても2ターン目に動けるとは限りません。
まとめ
デスタムーアは基本的に先制でくじけぬ解除する役割のモンスターです。
今のマスターズGPはくじけぬ系であふれかえっていて、サイコピサロ、ジェノシドー、WORLD、ガリンガ、デュラン、キラークリムゾン、超ハドラー、ダイ、クロコダイン、クニクズシ・・・、他にもまだまだたくさんいます。
ただ、当たり前ですがくじけぬ解除さえすれば勝てるほど簡単ではありません。
今回の調整は耐久力アップがメインで、ちからためが1ターン伸びたといってもムーアを使うパーティって2ターン目にはだいたい勝負が付いてることが多いんですよね。
呪文無効や封印の霧3ラウンドが付いたことでテクニカルな性能になっているので、今までのようなシンプルな疾風パーティだけでなく、パーティの組み方を工夫する必要があるのかもしれません。
デスタムーアは根本的に火力が低く、斬撃だけではどうにもならないので、とくぎの魔改造は必須になると思います。
そこまでしてまで使うほどのものなのかは謎です。