新生転生 タイタニス
タイタニスに新生転生が追加されました!
悪魔パーティは系統の王がいなくても系統パーティが組めてしまう珍しい系統で、タイタニスはもっとも存在感が薄い系統の王でした。
新生転生が強すぎると既存パーティが強くなりすぎるし、かといってあまりに方向性がかけ離れていると使われないし、調整が難しかったモンスターなんじゃないでしょうか。
実際のところタイタニスはどのように強いのか考察します!
邪悪なこだま(MP63)
全体に賢さ依存の体技ダメージを与える特技です。新生前に覚える悪夢のこだまが全体になったような感じです。
付与効果は特にないシンプルなダメージのみの特技で、みかわしを無視してダメージを与えられます。
呪文計算の体技(爆裂のこだまなど)と違って、賢さキャップがなく際限なく威力が上がるため、出来るだけ賢さを上げた方が威力が出ます。
賢さバフによって大きく威力が変動し、相手の防御力によっても変わるので、イマイチどのくらいの火力が出るのか把握しづらいです。
ダメージ量を比較


左:賢さアップなし、右:賢さ1段階アップ
邪悪なこだま+3で、タイタニスの賢さは566です。
賢さバフがないと150ダメージくらいですね。
防御力が低いディアノーグには200越えていますが、防御力が高い宵闇には100出てません。
このくらいの防御力の差でもけっこう大きく威力が変わるので、当然ながら自然パーティやスライムパーティにはほとんどダメージを与えられません。
ドルマゲスと組むと賢さが1段階上がり、320ダメージくらいは出るようになります。実戦でのダメージはこっちが近いと思います。


左:賢さ2段階アップ、右:賢さ2段階&ダメージ+50%
味方の悪魔系が倒されると一族のいかりでバフがかかり、賢さ2段階アップで450~500ダメージくらい出るようになります。
ここまでくるとけっこうな火力ですね。
めったにないケースですが、禁忌の封印を剥がされて、その後賢さバフが2段階かかると700ダメージくらい出せます。
条件を整えるのは難しいというか、相手の行動も絡むので運次第になってしまいますが、思いのほか伸びます。
ダメージよりリザオラル付与
タイタニスを使っていると、ダメージ自体が目的というよりも、魔の心臓(体技使用時に悪魔にリザオラル)を発動させるために使うことの方が多いです。
単純にダメージだけ見るとそんなにめちゃくちゃ高くもないし、付与効果もないのでそんなに強くなさそうに見えますが、全体体技ダメージ+確率リザオラルって考えるとけっこう便利な特技です。
冷酷な氷撃(MP45)
もう1つの新生特技は冷酷な氷撃です・・。
グレイツェルやメイヴのお下がりという感じで、系統の王の新生特技にしては物足りなさは否定できません。しかも他の2体のように氷の使い手も持っていません。
これは正直、もうちょっとなんとかならんかったのかと思いますね。ヒャドブレイクで呪縛の氷撃のランダム版くらい欲しかったです。
とはいえ、タイタニスが持つ唯一の属性攻撃ではあるので、超竜王、ヴェルザー、アレフガルドへの攻撃手段としては悪くないです。
その他の特技
- 悪夢のこだま(MP43)
- 禁忌のかくせい(MP80)
- 呪縛の氷撃(MP121)
- バギムーチョ(MP81)
禁忌のかくせいは先制発動することもあり、リザオラルを先手で張れる可能性があって便利です。
継続ダメージのデメリットもリザオラルで補えるので、タイタニスが攻撃しても微妙な時に味方を強化する、っていうパターンはけっこうあります。
悪夢のこだまは賢さ依存のランダム体技で、一発の威力は邪悪なこだまよりも低いです。
しかし、冷酷な氷撃以外のランダム攻撃が欲しい場面がけっこうあるので、悪夢のこだまがあって助かることも多いです。
呪縛の氷撃はマインドを狙えるのが強みですが、やはりブレイクなしの属性ではそんなに刺さらないので、基本外していいかなと思います。
バギムーチョも全体攻撃なら邪悪なこだまで良さそうなので、あまり優先度は高くないかなと感じました。
最初は属性バランスを考えてバギムーチョを残していたのですが、実際に使うことがほとんどなかったので、一度は捨てた悪夢のこだまを付け直しました。
カスタマイズするなら
自力で覚える特技以外も候補に加えると、立ち回りの幅が増やせます。
- ギラマータ
- メゾラゴン
- 精霊の守り
- 光のはどう
良さそうなのはこの辺りでしょうか。
ギラマータとメゾラゴンは属性の攻撃手段を増やすことができ、超ウルノーガや超ハーゴンを対策できます。
どっちがいいかはパーティ内の属性バランスと状況次第なのでなんとも言えないですが、確実に倒せる相手は変わってくるでしょう。
あとは、先制発動の体技でリザオラル狙いですね。
禁忌のかくせいでもいいんですが、やはり継続ダメージのリスクが大きく、ギャンブルになってしまうため、安定性重視なら精霊の守りです。
悪魔は状態異常に弱い欠点があるので、光のはどうもいいと思います。
タイタニスはマインド&封じ無効を持っていて、他の悪魔系よりは止まりにくいし、ついでにリザオラルも狙えるので相性はいいです。
特性
- 超回復
- 邪悪なオーラ
(3ターン マインド&封じ無効) - 一族のいかり
(味方の悪魔系が倒されると悪魔全体にバフ) - 魔の心臓
(1回のみ体技使用時に悪魔系にリザオラル) - 禁忌の封印
(悪魔系のみ 剥がれると与ダメージ&素早さ+50%) - いきなりダメージ50%軽減
禁忌の封印
悪魔系にこのアイコンが付与されて、いてつくはどうなどでこれを剥がされると、与えるダメージと素早さが50%上がる、という仕組みです。
普通の状態変化と違って、倒された後に復活しても残り、いてつく系で剥がされた時のみアイコンが消えます。
剥がされた時に時にメッセージが出るわけでもなくアイコンが消えるだけなので、見た目には何も変化が起きないのでわかりにくいですが、内部ではしっかり強化されています。
この効果は普通のバフとは違ってステータスそのものを上げているので、剥がされることもないし、復活しても維持されるし、他のバフと重ねがけすることも可能です。
リーダー特性や装備の効果とは加算になるので、タイタニスリーダーだと素早さ15%アップがプラスされて65%アップになります。
一族のいかりのバフや、イブールの系統素早さアップもあったりで、素早さがぐちゃぐちゃになってしまうので、2ターン目以降の行動順を操作しにくくなるのは欠点といえるかもしれません。
残念ながら、クエストではこの特性は無効化されてしまいます。お知らせには「一部クエスト」と書いてあったので、逆に使えるクエストもあるのかもしれません。
魔の心臓
体技特技を使った時に、悪魔系に確率でリザオラルがかかります。
気になるのはどのくらいの確率でかかるのか、ですね。
検証してみました。
(22334 24534 23552 33234)
5体パーティで20回使って64回発動したので、発動率64%です。
マスターズGPで悪魔5体パーティなら3体くらいはリザオラルがかかる感じです。
リザオラルが発動するのはバトル中1回だけなので、リザオラルを温存するためにあえて初手は体技以外を使うっていう選択肢もありです。(何回も発動すると勘違いしてました)
リーダー特性
- 悪魔系のHP30%・素早さ15%アップ
HP上昇量が強化され、素早さがありつつも耐久力もあるリーダー特性になりました。
悪魔パーティはデュランの素早さ18%・攻撃力12%アップが主流でしたが、悪魔の物理アタッカーがデュランだけってパターンが多く、攻撃力アップの恩恵が少なかったです。
タイタニスリーダーだと素早さが3%低いですが、そのかわりHP上昇量が非常に高く、素早さで勝てなかったドラゴンの攻撃にも耐えて反撃できるようになるかもしれません。
まとめ
悪魔パーティはあらゆるバフをかけまくって強化できるのが強みでしたが、エルギオスに消されると途端に火力・速度・耐久全てが失われてしまうのが欠点でした。
剥がされることで強化がかかるようになる、っていう新しい概念が生まれたことがすごいですね。
今までのマスターズGPは、剥がすことばかり重要視されてきましたが、剥がすかどうかを迷わせる、っていう状況が作られたのは非常に大きな変化です。
これがエルギオスに対する悪魔パーティの答えということでしょう。
魔の心臓でリザオラルがかかるのは、最初はおまけ程度に考えていましたが、使いこむほどにこっちがメインなんじゃないかと思えてきます。
普通のリザオラルなのでいてつく系で剥がされてしまいますが、禁忌の封印のおかげで相手も迂闊にいてつく系を使えません。
ただ、イブールやジャハガロスと組み合わせるとリザオラルが重ならないのがもったいないです。
この特性の最大の弱点が蘇生封じです。
悪魔はデインが通りやすいこともあり、魔剣士ピサロがいると厳しいんじゃないかと思います・・。
あくがみさまもタイタニス対策として使えるかもしれません。というか、いきなり蘇生封じの霧は味方にもかかるので、あくがみさまは悪魔系なのにタイタニスと一緒には使えないってことになります。
タイタニスが新生転生する前でも悪魔パーティは強かったので、従来通りの戦い方もできるし、タイタニスを使った変則的な戦い方もできるし、選択肢が増えた感じですね。