ドラゴンクエストX
1か月ほど前からドラクエ10で遊んでました。
オンラインゲームって手を出しにくくて今までやってなかったんですけど、ドラクエのナンバリング作品だし、いつかはやりたいとは思ってたんですよね。
DQXオフライン版を買う予定だったんですが、実はオンラインの無料体験版ならオフラインのストーリーって全部できるらしいんです。
オフライン版って普通に7000円くらいするし、それならまずは体験版からでもいいのかなと思ってやってみました。
最初は体験版でそんなにできるわけないでしょう、と疑ってたんですが、実際にやってみたら驚くくらいめちゃくちゃ遊べました。
DQMSLプレイヤーであることを踏まえて、10周年を迎えたDQXを今からでも楽しめるのか、といった視点でレビューしていきます!
オンライン要素は心配不要
オンラインゲームは人と一緒にやらないといけない、っていうのが今までDQXを食わず嫌いしていた一番の理由でした。
ドラクエってやっぱり一人でコツコツやるものだから、人と一緒にやるものではないんですよね。
人と時間を合わせてプレイするとか無理だし、迷惑かけられないとか気を使ってまでゲームしたくないし、面倒ごとが多そうじゃないですか。
しかし、これは誤解でした。そんな心配はしなくても大丈夫でした。
DQXにはサポートなかまというのがあって、酒場でCPUの仲間を借りてパーティを組むことができるのです。つまりソロプレイが可能です。
ストーリー上の絡みは一切なく仲間意識が希薄なのはちょっと物足りないですが、DQ3の仲間システムみたいなものなので、意外と抵抗なく受け入れられました。
仲間はAI操作になるので、「めいれいさせろ」で全員思い通りに動かさないと気が済まない人は向いてないかもしれないですね。
サポートなかまにできるのは他のプレイヤーが出してるキャラなので、選んだ人によって強さの落差がめちゃくちゃあります。
あまりに強すぎる人を借りると無双しまくっちゃって、自分なんて居なくてもいいじゃん・・、って感じになっちゃいます。
なので自分の強さと同じくらいの人を借りた方が、しっかり自分が活躍できて楽しいです。もちろん楽したい場合は強い人を借りて強敵を倒してもらうのもありですけどね。
オンラインゲームって他のプレイヤーとワイワイやるイメージがあったんですが、一人でマイペースに進められるし、追いつくために頑張らないとみたいな脅迫観念もなく、普通に今までのナンバリング作品と同じように遊べます。
モンスターを仲間にできる
まものつかいやどうぐつかいに転職すると、モンスターを仲間にできるようになります。これはDQMSLプレイヤーなら見逃せない要素ですね。
ただ、連れ歩けるのは1体だけなので、モンスターだけでパーティを組んだりはできません。
サポートなかまは契約期間が終わるといなくなっちゃうのですごく味気ないんですが、モンスターはずっと一緒に戦ってくれて、少しずつなついて強くなっていくので、すごく愛着がわきます。
仲間にできる種類も多くて好みのモンスターが見つかると思います。自分はプリズニャンがお気に入りです。
ちなみに、現状ではオフライン版はモンスターを仲間にすることはできないそうです。
そのかわりオフラインではストーリー上で出てくる主要キャラを仲間にできるので、どっちを選ぶかって感じになってますね。
移動に時間がかかる
一番気になるのは移動です。町もフィールドもめちゃくちゃ広くて、目的地までの移動が大変です。
最初は広大なフィールドでモンスターが動いてるのを見てるだけでも楽しかったんですけど、だんだん移動が億劫になってきちゃうんですよね。
オンラインゲームだと他のプレイヤーも表示されるから、マップが狭いと人でごちゃごちゃになってしまう、っていうのが広い理由だそうです。
ドラクエといえば移動はルーラですが、DQXでは登録した場所にしかいけないルーラストーンが数個手に入るだけです。
バシルーラ屋さんに飛ばしてもらえるようになると多少は楽になるんですけど、毎回バシルーラ屋さんまで行くのも手間がかかって面倒ですね。
徒歩で移動せざるを得ない時は移動しながら片手間でDQMSLの周回ができるほどなので、せっかちな人はそこで嫌気が差すかもしれないです。
オフライン版は他のプレイヤーがいないこともあって、マップはそれなりの規模に縮小されているそうです。
レベル上げは思ったより楽
オンラインRPGといえば、メインはレベル上げと言っても過言ではないです。
最近のRPGはストーリーを進行していけば自然にレベルが上がるので、あえてレベル上げをしないといけないことってそんなに多くないです。
このようにオンラインRPGと普通のRPGではレベル上げに大きなギャップがあり、これがプレイ時間の長時間化につながっていて、一般人がオンラインRPGに手を出しにくい理由になっています。
DQXは経験値が3倍になるエンゼルスライム帽がもらえて、1日何回か出現するメタルーキー軍団を狩れば30分でレベル1から40くらいまで上げられ、職業クエストもクリアすればレベル50くらいまで上がるので、レベル上げで苦労することはほとんどなかったです。(序盤での話であって、もっと高レベルになると話は変わってきます)
メタルーキーだけ狩っておけば進行上の雑魚敵を倒さなくていいのでは?と思いますが、モンスターにはそれぞれドロップ装備が決まっていて、それを集めるには雑魚敵も倒さないといけません。
体験版では他のプレイヤーとのアイテム売買ができない関係で敵のドロップで装備品を集めることになるので、ちゃんと敵を倒す意味があるのはいいなと思いました。
レベル50くらいになると、メタルーキーよりも敵を倒して装備集めの方が楽しくなってきます。
体験版でもほとんどのことができる
体験版でも驚くくらいほとんどのことができてしまいますが、一部使えない機能があります。
一番制限が大きいのは旅人バザーが使えず、プレイヤー同士でのアイテム売買ができないことです。
しかし、序盤の難易度であれば店売り装備やドロップ品で間に合うので、体験版の範囲なら使えなくても特に問題ないのかなと思います。
また、体験版では一部の職業に転職することができません。初期の職業だけでも6つもあって、クエストをクリアすれば8つも追加されます。
普通にストーリーを進行するだけなら14個も職業が選べれば十分すぎるでしょう。
あとは、まわりにチャットが使えないので一部のクエストが達成できないとか、カジノのすごろくやスライムレースができないってのもありますが、これも困ることではありません。
黄色い名前の人物に話しかけるとちいさなメダルがもらえるんですけど、体験版だともらえる上限が決まっていて、話しかけるたびに警告が入るんですね。
「製品版を買ってね」という広告だと思えば我慢できないでもないですが、急いでる時なんかはけっこうイライラします。
よく使うバシルーラ屋に先に話しかけておけば良かったと何度思ったことか・・。
体験版でも小さなサイズなら自分の家を建てることができます。
初期状態ではアイテム所持数がカツカツですぐにいっぱいになってしまうので、家を建てて倉庫を使えるようになるとアイテム整理がめちゃくちゃ楽になります。
家具を集めて好きなように配置するのもDQXの楽しみ方のひとつですね。
あのモンスターに出会える
DQXをやりたかった一番の理由はこれです。
DQMSLに新しいモンスターが登場しても、DQX出身のモンスターだとわかんね~ってことがよくあったんですよね。
全然知らないモンスターよりも、知ってるモンスターの方がテンションが上がります。
このとくぎは原作再現だったんだな~とか知れるし、ストーリーの背景やキャラクターの性格を知れると愛着も沸いてきます。
DQMSLに登場しているモンスターをいくつか紹介していきます!
ウルベア魔神兵はDQMSLだと一番最初に実装されたDQXモンスターだと思います。
蒼天のソウラという漫画を購入するとコードが付いてきて、それをゲームに入力するともらえるっていう特殊な入手方法になってました。
Bランクだしそこらへんの雑魚モンスターだと思っていたら、意外とちゃんとしたボスキャラでした。
怪獣プスゴンはかわいらしい部屋に住んでいて、リボンやポシェットを身に着けているのでメスだと思っていたんですが、一人称がオレでびっくりしました。
プスゴンってオスだったんですね・・。
DQMSLでプスゴンと一緒に実装された悪魔ザイガス、妖剣士オーレンも序盤のボスとして登場します。
キャット・リベリオは猫島に出現し、ミュベスとかニャンデミトも登場します。
DQMSLでもリベリオファミリーに転生できるのでおなじみですね。
ファミリーっていうくらいだから他のネコ達と家族のように仲がいいんだと思ってましたが、リベリオは一匹狼タイプでちょっと意外でした。
他にも、怪蟲アラグネ、魔軍師イッドなんかもボスキャラとして登場します。DQMSLではこの2体と同時にギルギッシュも実装されましたね。
DQXではギルギッシュってセリフもなく地味なボスだったのに、DQMSLではガチャ産でSSランクに転生ありって優遇されてるな~と思いました。
暗黒大樹の番人とか、大怨霊マアモンとか、これもDQXのモンスターだったの!?っていう発見もあります。
天魔クァバルナとか呪術師マリーンとか妖魔ジュリアンテとか、DQMSLに出てくるだいたいのモンスターはver1で出会うことができると思います。
DQMSLでお馴染みのあのモンスターがこんな悪事を働いていたとは・・。というのを知れるのが面白いです。
逆にまだDQMSLに出てないモンスターが出てきた時は、こいつが実装されたら強そう!とか妄想するのも楽しいです。
冥王ネルゲルにも会えます。
供物をささげるの元ネタを見ることができて感激でした。
DQMSLではスカルナイトをささげる光景をよく見ますが、あれでは暴獣にはなれないと思いました。
暴獣の右ウデが打撃完全ガードという技を使ってきて、DQMSLの超ネルゲルが体技無効になれるのはこれの再現だったのか!という発見があったりしましたね。
ver1だけでもボリューム満点
ver1クリア時点でのプレイ時間は71時間でした。
この時点で並のRPG以上のボリュームがあるのに、まだ残ってるストーリーがいくつかあるし、終わってないクエストも大量にあります。
全部やろうとしたらver1だけでも100時間は余裕で遊べると思います。
恐らく初期の頃であればもっとコツコツ進めてさらに膨大なプレイ時間になったと思うんですが、今は序盤は遊びやすく整備されているので、従来のナンバリング作品と同じような感覚で進められます。
そして体験版はここで終わりではなく、ver2の終盤まで遊ぶことができるようです。まだまだ無料で遊べるので、行けるところまで行ったら製品版を買うつもりです。
製品版になると利用券の購入(30日1000円)が必要になっちゃうので、体験版でできる範囲は体験版でやっておいた方がいいのかなという考えです。
まとめ
DQXはオンラインゲームではありますが、オンラインに抵抗がある人でも全然遊べるゲームでした。
例えば、家にネット回線がないとか、外出先でSwitchでプレイしたいとか、利用券を買っても月に何回もログインできないとか、そういう事情があればオフライン版を買うのもありだと思います。
しかし、人とパーティを組むのが苦手とか、ゲームでまで人づきあいをしたくないとかそういう理由であれば、実際はソロでも問題なく遊べるのでオンライン版をやった方がいいと思います。
オフライン版で遊べるver1までなら体験版で全部できるし、早く続きをやりたい場合にオフラインからオンラインへの完全移行はできないけど、体験版ならそのまま製品版に移行することもできますからね。
料金的にも、オフラインはver1だけで7000円するのに、オンラインはver1から6までオールインワンで4000円ちょっとで買えます。(利用券の購入は別途必要です)
内容としてはしっかりドラゴンクエストなので、オンラインゲームだからと毛嫌いしている人も安心してください。
ストーリーも笑いあり感動ありで面白いし、キャラクターも魅力的で、世界観にも引き込まれます。さすがナンバリングを冠しているだけはあります。
自分もオンラインゲームを毛嫌いしていたタイプでしたが、これを体験しないままにならなくて良かったと思うくらいにはハマりました。
まだDQXをやったことがなくて興味を持った人は、まずは無料体験版からでもはじめてみてください!
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別途、利用料はかかるとはいえ、これだけの内容で1100円は安すぎます!
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ただし、ダウンロード版のみなので注意!!