新生転生 闇竜シャムダ
闇竜シャムダの新生転生は、2021年2月19日に実装されました。
7周年の直後で、アレフガルドや超ウルノーガが暴れ始めていた頃ですね。
当時の新生転生シャムダの評価は、魔壊裂きの倍率が高いからクエストでは強いけどマスターズGPでは微妙・・、という感じでした。
それが今ではマスターズGPで見かけない日はないというくらい人気の魔王になっています。
実装された直後は微妙だったのに環境が変わって評価が上がっていった珍しいパターンですね。
シャムダはなぜ強くなったのか、どう環境に刺さっているのかも含め、シャムダの強さを考察します!
※本記事は過去記事のリライトです。
魔壊裂き(MP65)
- 先制発動
- ランダム6回のドルマ系斬撃ダメージ
- ???系に威力2倍
- 味方全体のドルマダメージ20%アップ
倍率は+3で約0.9倍で合計5.4倍です。
新生前に覚える崩壊裂きと同じ倍率にドルマ属性が付き、弱点を突くと8.1倍になります。相手が???系なら16.2倍に・・、ってちょっと強すぎませんかね。
先制発動の特技は疾風連撃のように威力控えめなことが多く、ここまで高倍率の先制斬撃って他にないです。
また、味方全体にドルマダメージ20%アップを付与することができ、超ウルノーガのやみの閃光やラプソーンの暗闇の流星の火力を上げることができます。
クエストでは超シドーと組んで邪神の乱撃の火力アップとかも使われてました。
ただ、冒険者の証とは合算になるので、証のレベルアップが進むほど火力アップは実感しにくくなっていきます。
1年での環境変化
2021年7月にキングレオ新生転生、2022年1月にマスタードラゴン新生転生が追加され、魔獣やドラゴンといった高速系統パーティの人気が高まりました。
こういったパーティは比較的ドルマの通りがよく、なおかつ速度のかわりに耐久を犠牲にしているので、シャムダの火力なら先制で何体か落とすことは十分に可能です。
2021年10月にはJESTERに新生転生が追加され、超ウルノーガやアレフガルドを駆逐しました。
特に超ウルノーガはドルマに強く防御力も高くてシャムダの天敵だったため、いなくなったことでかなり動かしやすくなりました。
シャムダはJESTERに対しても強く、魔壊裂きで一気にHP1まで追い込んで、心砕きのヤリ装備のAI3回行動で動く前に落とすこともできます。
JESTERと同時に新生転生したダグジャガルマに対しても、シャムダはつねにマホカンタでクラックストームを牽制することができ、この時期に一気に使用率が上がってきました。
2021年11月に実装されたマジェス・ドレアムも、ドルマ等倍かつ???系で魔壊裂きが刺さります。
あとは、環境変化でエルギオスがいなくなって天使の理の回避リスクを考える必要がなくなり、オルゴ・デミーラがいなくなって反射無視の天砲邪弾を恐れる必要もなくなりました。
ラプソーンも新生直後に比べると使用率が下がっていて、行動するまで闇の結界の反射を恐れて魔壊裂きが撃てない、っていう場面も減りました。
この3体がシャムダが使いにくかった理由としてはかなり大きかったですね。
そして、極めつけは超伝説ゼシカです。
つねにマホカンタで爆炎の流星をけん制することができ、なおかつ闇竜の構えの体技反射で呪いのつえやセクシービームも迂闊に撃てなくなります。
また、魔壊裂きによるドルマダメージ20%アップで呪いのつえの火力を上げることができるので、シャムダとゼシカを組んでも強いです。
2021年夏くらいからの新モンスターや新生転生が、全てシャムダに有利なように働いているような気がします。
引継ぎ特技
崩壊裂き(MP60)
魔壊裂きと倍率は同じですが、無属性であることと、自己バフ(攻撃・素早さ1段階)が付いているため、使用感はだいぶ違います。
魔壊裂きは先制発動してしまうので、におうだちを倒した後に中身に当てたい時など行動順調整で使うことができます。
真・闇竜のオーラの特性で系統素早さアップを持っていて、なおかつ魔壊裂きが先制発動なので、自己バフ目的で使うことはそんなに多くはないですが・・。
秘めたるチカラ系の自動を持っていないこともあって、ドルマが通りにくい相手と戦う時は必要になることもあるでしょう。
闇竜の構え(MP38)
上方調整されて、斬撃と体技の反射ダメージが1.5倍から2.5倍になり、さらに1ターンダメージ50%軽減バリアが付きます。
反射倍率が高いことに加えて、つねにマホカンタも持っているため、そこに居るだけでめちゃくちゃ厄介です。
斬撃が通りにくい相手に対してやれることが少ないということもあり、困った時は構えておいて、次のターンに攻め込むといった立ち回りも可能です。
闇の天地(MP82)
ダメージ軽減無視でドルマ系の体技ダメージを与え、さらにマインドと体技封じを付与する特技です。
ダメージ軽減無視のドルマ体技っていうとやみの閃光が強すぎて印象が薄いですが、天界の守りを無視して突破できる可能性があり、状態異常も入ってそこそこ優秀です。
体技封じでアレフガルドの王女の愛を封じるといった動きもできました。
ダークタービュランス(MP88)
ランダム6回のドルマ呪文で、賢さに依存しない固定ダメージとなっています。
賢さ差の追加ダメージがなかったり、消費MPがやたらと高かったりで単純に比較はできないですが、ドルマータよりも基礎ダメージは高いです。
マスターズGPでは斬撃が通りにくい自然、スライム、物質などに使えそうな感じはしますが、闇の天地の方が使える場面は多い気がします。
特性
- AI3回行動
- つねにマホカンタ
- 真・闇竜のオーラ
(つねにマインドと封じ無効)
(いきなり系統攻撃・防御を20%アップ、系統素早さ50%アップ) - ドルマブレイク
- 自動MP回復
AI2-3回がAI3回になって、攻撃回数が強化されました。これがかなり強力です。
魔壊裂きで先制攻撃できる上に、系統攻撃力が20%上がっているので、追撃の一発ずつがかなり重いです。
真・闇竜のオーラは従来に比べて封じ無効が追加されています。
シャムダは斬撃モンスターなのにマヌーサ等倍っていう弱点があるんですが、魔王バリアなどは追加されていないためそこは今まで通りです。
錬金効果の偶数ラウンドときどきまぶしい光などでさりげなくマヌーサを入れられることがあるので注意が必要です。
自動MP回復が付いたのはクエスト運用を意識してでしょうか。
あって損する特性ではないですが、魔王にしては物足りなさはありますね。
リーダー特性
- HPとドルマ斬撃ダメージ+25%
新生転生前がHP+20%、防御力+15%という防御特化のリーダー特性でしたが、攻撃方面が強化されました。
魔壊裂きの威力を上げることができ、刺さる相手にはとことん強いです。
マスターズGPでパーティ内にほどよいHPリーダーがいない時は、シャムダをリーダー起用も全然ありです。
まとめ
シャムダは魔壊裂きの倍率が高い上に、先制発動で確実に動けて、なおかつ系統攻撃力アップからのAI3回行動がかなり強力です。
以前に比べて苦手なモンスターが減って、動かしやすくなったのが強くなった理由です。
実装された当時は、新生転生したラプソーンが超魔王キラーとして大人気で、そこに超ウルノーガ登場でドルマも斬撃もかなり使いづらい環境だったんですね。
JESTERが環境を変えてくれたおかげで使いやすくなり、1年経った今が最盛期という非常に珍しいパターンです。
新生転生した当時は冒険者クエスト向きだと思っていたので、まさかここまでマスターズGPで主力級の活躍をできるようになるとは予想外でした。
素の性能が高ければ環境次第でいくらでも活躍する可能性がある、っていう代表的な事例といっていいんじゃないでしょうか。
今は環境が悪くて使いづらいモンスターでも、新モンスター、新生転生、ルール次第でいくらでもチャンスはあるってことですね。
ドルマと斬撃に片寄りすぎて強い相手と弱い相手がハッキリしているので、相性に左右される部分は大きいですが、環境を見極めれば非常に有用な魔王です。