エビルフランケン
異世界の扉にエビルフランケンが登場しました!
異世界モンスターの中では初の物質系となっていて、今が旬の物質使いとしてはナイスタイミング!!と言いたいところですが、ちょっと扱いが難しそうな性能になってますね。
エビルフランケンはどんな使い方ができるのか考察します!
ハリケーン(MP100)
- 敵全体にバギ系の体技ダメージ
系統の王のヘルゴラゴが覚えるとくぎ、っていうと豪華な感じがしますが、6年前のとくぎなので古臭さはありますね。
性能的にはトルネードの上位互換となっていて、レベル依存で威力が少し上がります。
ハリケーン+3で約310ダメージ出ます。ちなみにトルネード+3が約240ダメージです。
天地雷鳴、ビッグバン、グランドクロス、シルバースパークなどのバギ版といった方がイメージしやすいでしょうか。
エビルフランケンはいきなりちからための特性を持っているので、バギ等倍に620ダメージって考えるとけっこうな火力が出ます。
耐性がゆるくてHPが低いS以下ルールではこれが刺さるだけで壊滅できるほどの火力が出ます。
とくぎカスタマイズ
バギが通らない相手に対してやれることを増やしたいので、残り3枠をどうカスタマイズするかも重要になります。
いきなりちからためを活かすために、物理特技を付けるのが基本になります。
攻撃力は☆4で500を越えるくらいで、攻撃力依存でもそれなりに使いこなすことができます。
候補としてはこういう感じになるでしょうか。
- おぞましいおたけび
- はげしいじひびき
- 真・甲冑くずし
- パニッシュメント
- 鉄球ぶんまわし
エビルフランケンはあまり素早さが早くないので、他のモンスターで剥がした後に火力&状態異常をぶち込む流れが理想です。
となると、やっぱりおぞましいおたけびになりますかねぇ。
S以下限定で使うことを考えると、パニッシュメントでもそこそこ火力は出せると思います。
ステータス
☆0 | ☆4 | |
---|---|---|
HP | 598 | 698 |
MP | 206 | 246 |
攻撃力 | 429 | 503 |
防御力 | 298 | 349 |
素早さ | 349 | 408 |
賢さ | 127 | 151 |
エビルフランケンは攻撃力が☆4で500を越え、物理アタッカーとしては及第点といった感じです。
素早さが400ちょっとしかなく、物質系Sランクと比べるとツイストーチやロビンよりちょい遅いくらいになります。
HPが減ると火力が下がる特性を持っているので、動くまでいかにダメージを受けないようにするかが重要になってきます。
耐性
メラ | 半減 | 毒 | 普通 |
---|---|---|---|
ヒャド | 弱点 | ねむり | 普通 |
ギラ | 普通 | 混乱 | 半減 |
バギ | 無効 | マヒ | 半減 |
イオ | 半減 | ザキ | 無効 |
デイン | 普通 | マヌーサ | 無効 |
ドルマ | 普通 | マホトーン | 普通 |
息封じ | 普通 |
物質系なのにバギ無効なのはちょっと珍しいです。
しかしヒャドが弱点となっていて、眠りは等倍で通ってしまいます。
S以下限定で使うとしたら、ダークマターを入れられないのでダイヤモンドダストで無力化してしまいそうです。
特性
- いきなりちからため
- システムダウン
(自分に残りHPが低いほど与えるダメージが下がる状態)※解除不可 - ライトメタルボディ
Sランクでいきなりちからためを持っているのはめちゃくちゃ強いんですが、問題はシステムダウンの特性です。
ヘルクラウダーの退廃のかぜの自分にかかる版みたいな感じで、HPが減ると大幅に火力が下がってしまいます。
最大で70%下がるので、ちからためで上がった以上に下がってしまいます。
しかも、いきなりちからためは1ターン目だけだし、ため解除で消されることもあるので、そうなるとダメージが下がるデメリットだけが残ってしまいます。
いかにしてダメージを受けないようにするかが重要になるわけですが、防御系の特性はライトメタルボディしか持っていません。
自分で工夫してHPを減らさないようにするしかないです。
※残りHPに比例して与えるダメージが下がる仕組みではありません。
おしらせにはこのように書いてあったのですが、実施にHPを減らしてどの程度ダメージが減るのか試してみました。
HP100%:545(100%)
HP50%:347(63.6%)
HP20%:200(36.6%)
HP10%:158(28.9%)
ダメージに乱数が入ってるのであまり正確ではないです。
最大70%ダウンで、HP半分だと35%くらい減っています。ほぼ比例して下がってるような感じはしますね。
なお、残りHPが低いほど与えるダメージが下がる状態は一度倒されてオーバーホールで復活しても残ります。
ちからためが抜けるとシンプルに火力が落ちるので、復活してもただただ弱くなるだけです。やはりダークマターと組み合わせる前提ではない気がします。
リーダー特性
- 物質系の防御力を15%アップ
リーダー特性はSSランクのうごくひょうぞうやドラゴントイズと同じ!
っていうと少しすごそうに感じますが、そもそもブロックやクラウンヘッドが全系統 防御力+15%を持ってるので、下位互換だったりします。
リーダーとして使うことはないでしょう。
まとめ
エビルフランケンはSランクでいきなりちからためを持っているのは強いですが、システムダウンの特性でHPが減ると火力が落ちてしまうので、どうやってHPを減らさないようにするかがポイントです。
通常ルールだとみがわり無視特技が多いので動くまでHPを減らさないようにするのは難しいです。
かといってヘルクラウドでろうじょうのかまえをかけたり、ブロックでキャスリングをかけるのも過保護すぎます。
ファイナルウェポンの破滅プロトコルとは絶望的に相性が悪く、いきなりちからためと1.5倍ちからためが重ね掛けできないし、不屈の闘志でHP1で耐えてもまともに火力が出せません。
オーバーホールで復活後はただ火力が落ちるだけになってしまうので、1ターンで勝負を決める速攻型の方があっていそうですが、それにしては素早さが低いです。
せめてシステムダウンが解除可能で、2ターン目に一族のまもりで解除、もしくはオーバーホールで復活後は残らない仕様だったら工夫次第で使えたと思います。
やはりエビルフランケンの主戦場はS以下ルールになるでしょう。
フィルグレアでおおいかくしてしまえば、簡単には突破することができません。
MP効率が悪くてすぐにガス欠してしまう欠点はあるものの、うまく決まれば一瞬で勝負を決めることができ、非常に爽快感があるモンスターです!
▼使ってみたらけっこう強かったです