超魔の覇者ハドラー
超魔の覇者ハドラーは、ダイの大冒険コラボで登場した超魔王系モンスターです!
初登場したのは2020年10月でしたが、さすがに今の環境では厳しくなっているので、2023年4月に調整&専用装備が実装されました。
超ハドラーはどのように強くなったのか、今後の環境でも戦っていけるのかを考察します!
変身の仕組み
超ハドラーの変身(生命の剣の姿)の条件は、ラウンド開始時にHPが25%以下になっていることです。
条件を満たすと自動的に変身し、HPとMPを全回復し、状態異常を解除し、さらに無属性無効状態になります。手動で変身することはできません。
変身後は何回でも発動するくじけぬ心状態になり、いくらダメージを受けても倒さることはありません。
まさに、「くじけなければ勝てる」を文字通り実現してしまったモンスターです。
だからといって完全に無敵なわけではなく、カウントダウンで2ターン後に死んでしまうという大きなリスクがあります。
変身後にゴールドアストロンで止められてしまうと、動けないままカウントだけが進んで自滅してしまうという致命的な弱点があります。
なお、変身時に自身に蘇生封じがかかるため、変身後に倒れると復活することができません。
調整
- 「真・生命の剣」を【ぼうぎょ無視】に変更
- 行動するまでつねに斬撃防御が2段階上がった状態になる
調整が行われて、とくぎの上方修正と、特性に効果の追加がありました。
調整前は、せっかく変身しても防御で耐えられてカウントが0になってしまうことが多々ありました。超オルゴの最終形態みたいな感じですね。
調整で真・生命の剣にぼうぎょ無視が追加され、ぼうぎょ戦術が通用しなくなります。反射も無視できますが、軽減は有効なので、だいぼうぎょで耐えられると厳しいことは変わりません。
真・生命の剣はイオ系の斬撃+体技なので、高防御力の相手には斬撃が通らず、イオ吸収だと歯が立たないことにも変わりありません。
超竜王には体技部分は通りますがラストスタンドまでは削り切れず、超ムーアに対してはほとんどダメージが通りません。これが今の環境ではきつい理由のひとつですね。
ダメージ軽減、高防御力、耐性といった根本的な問題が残ったままなので、ぼうぎょという戦法のひとつを封じたところで圧倒的有利にはならないです。
行動するまで斬撃防御2段階については、エスタークにワンパンされるのを防ぐためでしょう。
しかし、必殺の双撃の恐ろしいところは単純に火力が高いだけでなく、みがわり無視でみかわし不可でくじけぬ心を解除するところにあります。
HP25%以下で耐えようにも、不屈の闘志を消されてしまうと生き残れるのかは怪しいです。
ドレアムの絶技なども軽減できるので、斬撃防御はないよりはあった方がいいことには違いないですが、これさえあれば確実に変身に持っていけるっていうほどの強さはないです。
超魔の覇者ハート
- 超魔の覇者ハドラー装備時つねに封印無効
- 生命の剣の姿中はくじけぬ心解除無効
超魔の覇者ハートはプレミアふくびきを50連しないと手に入りません。
かなり強力な効果となっているので、超ハドラーを使うなら絶対に持っておきたい装備です。
まずは封印無効ですね。
今の環境はWORLDが非常に多く、封印されてカウントを進められて死亡、というのはなんとしても避けたいので、妥当なところだと思います。
封印無効はアイコンでわかっちゃうので、ハートを装備しているかしていないかは相手にバレちゃうのが辛いです。
もしこれがアイコンなしで封印無効だったらハートなしでもごまかせたかもしれません。
ゴールドアストロンは今まで通り有効ではありますが、前に比べると魔王ウルノーガがほとんどいなくなっているので、その点では心配いりません。
・・・が、今はDARKが神獣の氷縛を使えて、超ハドラーはヒャド等倍なので結局固められちゃう予感はします。
そして、ハートを装備していると変身後にくじけぬ心が解除できなくなります。これはめちゃくちゃ強いです。
せっかく変身しても心砕きのヤリでペチペチされて落とされちゃったらどうしようもないですからね。
超竜王は鈍足かつ変身後につねにピオラがあるのでハート装備でもいいんですが、超ハドラーは速攻型で変身前も早く動かしたいモンスターなので、ツメが装備できなくなるのは残念なところです。
覇者の剣(MP52)【変身前】
- 【先制】
- 次のラウンドまで攻撃ダメージ2倍
- 1ターンの間、反撃状態になる
- 反撃は【みがわり無視】で無属性斬撃
ちからためと反撃状態が組み合わさった特技です。
反撃ダメージにもちからためが乗る仕様ですが、それ前提で反撃の無属性斬撃の威力が低めになってる感があります。
なので反撃ダメージはそんなに大した威力は出ません。
耐久性能が上がるわけでもなく、あまり使いどころはなかったですが・・。
今だとマ素パーティを相手にするときに意外と強いです。
1ターン目に覇者の剣でちからため状態になってマ素浸食の攻撃ダメージ減少を防ぎ、2ターン目に変身して真・生命の剣をぶち込むムーブが可能です。
反撃状態は上位はどうで消せる上に、混乱などの状態異常でも解除されちゃいます。
真・生命の剣(MP78)【変身後】
- 【アンカー】【反射無視】【ぼうぎょ無視】
- 敵単体にイオ系の斬撃ダメージ
- その後、敵全体にイオ系の体技ダメージ
- ラウンドの最後で威力2倍
変身すると覇者の剣が真・生命の剣に置き換わります
威力は真・超魔爆炎覇と同じですが、反射無視かつぼうぎょ無視で、さらにラウンドの最後に行動すると威力が2倍になります。
アンカー発動なので先手を取られたくない時は真・超魔爆炎覇を使うのもありですが、解除できない不屈の闘志があるので、ゴールドアストロンか混乱されない限りはアンカーでも動けるはずです。
イオさえ通れば押し切れる火力が出ますが、斬撃部分はみかわし可能や防御力で対策可能で、体技部分もダメージ軽減が有効なので、あらゆる状況に対処できるわけではありません。
相手にくじけぬ心が残っちゃうと、ハート装備のせいでヤリが装備できずに倒しきれない、みたいな状況も起きそうです。
真・超魔爆炎覇(MP68)
- 敵単体にイオ系の斬撃ダメージ
- その後、敵全体にイオ系の体技ダメージ
- 自分もダメージを受ける
単体斬撃の威力は+3で4.6倍となっていて、聖光神雷斬などの極大斬撃と同等です。
ただし、みかわしで回避することもできるし、斬撃回避も有効なのでドレアムには当たりません。
とくぎ使用時に自分も300程度のダメージを受けます。
この反動ダメージは不屈の闘志で耐えることができますが、もし行動する前にくじけぬ解除されてしまっていると反動ダメージで自滅してしまう可能性があります。
ここもできればツメを装備して早く動かしたい理由になりますね。
地獄の鎖(MP48)
- ランダム6回の無属性斬撃ダメージ
- 命中時に確率で素早さを1段買うダウン、マインド
倍率は真・魔神の絶技と同等です。
超ハドラーは攻撃力も高いのでシンプルに斬撃アタッカーとして強く、素早さを下げながら行動停止まで狙えるのは便利です。
イオ系が通りにくい時や、反動ダメージを受けたくない時、素早さを下げて2ターン目に先手を取りたい時は、地獄の鎖に切り替えましょう。
クエストでも使えそうな感じがしますが、超魔王系は系統バフを乗せることができないので思ったほど火力が出ません。
無属性+素早さダウンならオルゴ・デミーラやゼメルギアスを夏ピサロと組ませた方が強いです。
???系なしミッションで高倍率の無属性斬撃が欲しい時にはありかもしれません。
極大閃熱呪文(MP97)
- 【反射無視】
- 敵全体にギラ系の呪文ダメージ
一言でいえば反射無視のギラグレイドです。
ギラグレイドは賢さキャップが1000と非常に高いですが、極大閃熱呪文は賢さキャップが300とかなり低く設定されているので、超ハドラーでも簡単に最大火力を出すことができます。
超ハドラーは斬撃・体技・イオに片寄っているので、ギラ呪文も使えることで状況に応じて立ち回りを変えることができます。
なお、超ハドラーはダイコラボモンスターですが魔界のたまごを使えず、特技のカスタマイズはできません。その点は他の超魔王と同じですね。
ステータス
☆0 | ☆4 | |
---|---|---|
HP | 810 | 949 |
MP | 318 | 375 |
攻撃 | 528 | 618 |
防御 | 510 | 600 |
素早さ | 423 | 497 |
賢さ | 272 | 321 |
ステータスは全体的に高水準です。HPと攻撃力がやたらと高く、素早さもかなり高いです。
超ゾーマと同じ素早さ帯なので、けっこう高速型のモンスターですね。
高速物理タイプということはやはり☆を重ねてこそ強さを発揮するモンスターと言えるでしょう。
耐性
メラ | 普通 | 毒 | 普通 |
---|---|---|---|
ヒャド | 普通 | ねむり | 無効 |
ギラ | 無効 | 混乱 | 半減 |
バギ | 半減 | マヒ | 無効 |
イオ | 吸収 | ザキ | 無効 |
デイン | 普通 | マヌーサ | 無効 |
ドルマ | 無効 | マホトーン | 半減 |
息封じ | 普通 |
耐性的には超デスタムーアに近い感じがします。
まともに通るのがメラ・ヒャド・デインの3属性しかないので、属性で倒そうとするとなかなか大変です。
状態異常耐性は混乱のみ半減で通ります。
マインドと封じ無効がある上に、自然治癒があるので状態異常には強い方ではあります。
変身後にアンカーで攻撃しようとしたら混乱で止められる、みたいなのが一番きついですが、無属性無効もあるのでそうそう混乱が通ることはないはずです。
特性
- AI3回行動
- 秘めたるチカラ
- 超魔生物
(イオブレイク)
(つねにマインドと封じ無効)
(不屈の闘志)
(自然治癒) - 悟りの覇者
(いきなりみかわしきゃく)
(3ターンの間ダメージ50%軽減) - 我が全身全霊
(ラウンド開始時にHP25%以下で変身)
特性は他の超魔王とだいたい同じような感じで、最大の特徴は超魔王でありながら不屈の闘志を持っていることでしょうか。
変身前も後も状態異常無効バリアを持っていないのは覚えておきたい部分です。
みかわしきゃくが付いているので心砕きのヤリや魔手黒闇は対応できますが、必殺の双撃やら無慈悲なきりさきは回避できません。
上位50%軽減もありますが、今は上位はどうがたくさんあるし、ダメージ軽減無視も増えてるし、超魔滅光みたいな軽減すら意味がないような超火力特技もあって、安心はできません。
リーダー特性
- イオダメージと斬撃ダメージを20%アップ
イオ系の斬撃であれば40%アップになります。
ゴア・サイコピサロのバギ・斬撃20%アップの属性違いという感じです。
クエスト向きのリーダー特性ですが、超ハドラー自体をクエストで使うことがほぼないです。
まとめ
超ハドラーは調整と超魔の覇者ハートでそれなりに強くはなりましたが、なにか決定的なものが欠けてる感じはあります。
他の超魔王が調整される時はだいたい変身の仕組みが変更されてますが、超ハドラーは変身の仕組みが変更されてないんですよね。
変身さえしてしまえば解除できないくじけぬ心で無敵になれますが、以前に比べてくじけぬ解除の手段が増えているので、そもそも不屈の闘志でも耐えて変身まで持っていくのが難しくなっています。
変身前の耐久に関する調整が斬撃防御2段階だけしかなく、それだけでこの2年半で進んだインフレ火力に耐えられるとは思えません。
もし耐えて変身できたとしてもイオが通りにくい相手だったり、だいぼうぎょされたり、アンカーを取られて威力半減しちゃうと落とし切れないですからね。
今までの超魔王調整に比べて変化が小さく、超ピサロや超竜王が強化された時みたいな圧倒的な強さは感じられないのが正直なところです・・。
超魔の覇者ハートの内容は調整で実装して、装備は自由に使えたらまた違ったかもしれません。
現状ではそこまでですが、これから超ハドラーとめちゃくちゃ相性がいいモンスターが登場して、使い勝手が大きく変わる可能性がないとも言い切れないです。
なので☆4を持っている人は、念のためハートを確保しておくのはありだと思います。