黒豆ブログ

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【バイク】CG125Fiの互換バッテリーが全滅!代用バッテリーの選び方と取り付け方

CG125Fi バッテリー交換

五羊ホンダの CG125Fi というバイクに乗っています。「中華バイク」や「逆輸入車」と呼ばれるタイプのバイクです。

購入から約2年半、走行距離は2.7万kmほどで、セルが回らなくなってしまいました。どうやらバッテリーが寿命を迎えたようです。

普段の整備はショップ任せですが、バッテリー交換は作業としては簡単なので自分でやることにしました。

ところが、CG125Fiに合うバッテリーは種類が少なく、その上どこも在庫切れです。

同じトラブルにあっている方の役に立てばと思い、バッテリー交換の記録を残しておきます。

 

純正バッテリーの仕様

バイクのサイドカバーを外してバッテリーを確認してみると、「12N7BL-BS(MF)」と型番が載っていました。

同じバッテリーが手に入れば付け替えるだけなので話は簡単なんですが、調べてみたところ日本のネット通販で買えるところはないっぽいです。

となると、互換性があるバッテリーを探すしかありません。メーカーや型番が色々あって何がなんだかよくわからないですが、サイズや性能が合えば使えます。

見るべきポイントは5つあります。

  1. サイズ(寸法)
    → 高さ・横幅・奥行きが純正と同じ、または入る範囲内であること。
    ※大きいとケースに収まらない、固定できないなどの問題が起きる。
  2. 端子の向き(極性)
    → プラス・マイナス端子の位置が純正と逆だと、ケーブルが届かない or 無理に曲げて断線リスク。
    ※「端子位置は現物で要確認」が鉄則。
  3. 電圧(V)
    → 原付〜中型バイクは基本12V。
    → 間違うと故障するので、必ず合わせる。
  4. 容量(Ah)
    → 純正と同等か、やや上の数値ならOK。
    → 下げすぎると始動性が悪化したり寿命が短くなる。
  5. 形式(密閉/開放)
    → 密閉式はメンテナンスフリー(MF)で手間が少ない。
    → 開放式は液補充が必要で手間がかかる。

12N7BL-BS(MF)の仕様をまとめるとこんな感じです。

項目 仕様
サイズ(寸法) 150×60×120mm
端子の向き(極性) 左:- 右:+
電圧(V) 12V
容量(Ah) 7Ah(10HR)
形式(タイプ) MF(密閉型)

これらの条件に合うバッテリーを探せばいいわけですね!

互換バッテリーはMAXIMAかSUPER NATTO

「12N7BL-BS(MF)」で検索すると互換バッテリーについて調べてくれた方がいました。

開放型:YB7BL-A(YUASA)、MB7BL-A(MAXIMA)
密閉型:MB7BL-X(G)(MAXIMA)、SB7BL-A(SUPER NATTO)

互換バッテリーの机上調査 - CGL125あれこれ 様より引用

CG125fiに合うバッテリーは現状ではこれくらいしかないようです。

MB7BL-X(G)か、SB7BL-Aを買おうとして、Amazon、楽天、ヤフー、いろいろ探しましたがどこも売り切れ!在庫なし!

かろうじてYB7BL-Aは売ってることを確認できましたが、開放式は液補充の手間がかかるので正直避けたいです…。

タイミングによってはMB7BL-X(G)や、SB7BL-Aが再入荷してるかもしれないので、念のためチェックしてみることを推奨します。

もし在庫が復活していればバッテリー問題は解決です。おめでとうございます。

MB7BL-X(G):Amazon楽天ヤフー
SB7BL-A:Amazonヤフー

5.5Ahで妥協を検討

探しまくってるうちに、良さそうなバッテリーを発見しました!
SUPER NATTO 12N5.5-3Bです!

12N5.5-3B:楽天ヤフー 

横は136mmとやや少し小さく、高さはほぼ同じ、奥行が61mmとなっています!
奥行が純正バッテリーより1mmだけ大きいものの、それくらいならなんとか行けるでしょう!

と、思ったんですが、容量が5.5Ahなんですよね…。

適合車種を見ると125ccどころか400ccクラスでも使えるみたいなので、普通に使う分には大丈夫そうではあります。
寿命が短くなるリスクはありますが、応急処置として使う分には良さそうですね。

ただ、自分は配達でバイクを使うので、短時間で始動を繰り返すことになり、バッテリーへの負担が大きいです。

もし配達中にバッテリーが上がってしまったら大変です。こまめに充電すればある程度は防げると思いますが、それもなかなか面倒だし、容量は妥協できません。

今回は5.5Ah+充電器の運用は諦めましたが、7Ahでもたまに充電してあげた方が長持ちするし、いずれにしても充電器は持っておいた方が良さそうです。

バイク置き場にコンセントがないので、モバイルバッテリーから充電できるのが便利そうと思いました。

雷神バッテリー(YTZ8V互換)を選択

奥行のサイズを70mmまで妥協すると、色々と選択肢が広がります。今回はYTZ8V 互換のバッテリーを選びました。

電圧12V、容量7Ah、密閉型、端子の向きOKで条件はほぼ満たしていて、サイズは横幅113mm×奥行70mm×高さ130mmとなっています。

奥行1cmの差さえクリアできればいいってわけですね!多少はみ出してもちゃんと固定できれば問題ないので、どうにかなるでしょう!

特にメーカーにこだわりはないので、価格が手ごろな雷神バッテリーを選びました。

バイクのバッテリーって黒色が多い中、赤色なのが目立ってたのと、漢字で「雷神」って書いてあるのがいいと思いました。

カバーで閉じちゃうから結局は見えないんですけど。

バッテリー交換の手順

雷神バッテリーが到着しました。

注文して翌日に届くという高速配達に驚きでしたが、1日でも早くバイクが使えた方が嬉しいのでめっちゃ助かりました。

古いバッテリーと並べてみると、横幅はかなりスリムになっていますが、高さと奥行は新しいバッテリーの方が1cmほど大きいです。

これが取り付けにどう影響するのか…。

ドライバーを使ってバッテリーの端子を、マイナス⇒プラスの順番で外します。プラス端子から外すとショートするので必ずです。
プラス端子だけカバーがついてるのも、マイナス端子を外す前に誤って工具が触れてショートするのを防ぐためだそうです。

次にバッテリーを抑えているプレートを外します。右側のボルトを外すと、扉のようにプレートを開くことができます。
ちなみにボルトを留めているナットは溶接されているので、ナット側は押さえなくても大丈夫でした。

古いバッテリーを取り出して新しいバッテリーと入れ替えます。
新しいバッテリーは少し背が高いので、配線と干渉して奥までピッタリとは入りませんでした。

ですが、横幅が狭くなったおかげで左側に配線を逃がすスペースができ、なんとか収めることができました。
横幅も大きいのを選んでたら危なかったです。

そして、最大の問題がバッテリーを固定するプレートです。左側が扉のヒンジになっているので、そのままでは取り付けることができません。

左側はヒンジを取り外して、なんとか固定する方法を考えないといけません。

右側は13mmほどの空間ができてしまってますが、ボルトを長いのに変えて、スペーサーを挟めばどうにかなりそうです。

両方ともボルト留めだったら良かったのに…。

ホームセンターで六角ボルトとスペーサーを買ってきました。
元々ついていたボルトはM6×12くらいだったので、M6×25を買ってきました。スペーサーは6×10です。2つで280円ほど。

長さが足りない分はボルトに付属していたワッシャーで調整です。我ながら上手くできたと思います。

左側はL字型の金具で固定するのがベストでしたが、ちょうどいいサイズが見つからず、プレートに穴あけも必要になるので諦め…。

困った時の結束バンドです!(タイラップ、インシュロックともいう)
プレート側に1本巻き付けて、ヒンジ側の長孔を利用して固定しました。

応急処置というか仮止めみたいな感じですが、けっこうガッチリ固定できてるので、もうこれでいいかなぁと思います。

ただ、結束バンドは劣化が懸念されるので、年に1回くらいは取り替えた方が無難です。

バッテリーが固定できたら、配線を外す時とは逆でプラス端子⇒マイナス端子の順番で繋ぎ、カバーを閉じたら完成です。

バッテリーが出っ張ってしまったのでカバーが閉じるか心配だったんですが、下の部分を差し込む時にちょっと強引に押し込んで、なんとか閉めることができました。

無事完了です!お疲れさまでした!

バッテリー交換で乗り心地もアップ

新品バッテリーに交換すると、もう今までのバイクとは別物ってくらい調子が良くなりました。

エンジンは爆速でかかるし、ライトもビカビカに明るいし、シフトチェンジがなめらかになって、加速も調子がいいです。

バッテリーを変えただけで走り心地まで変わらないだろうと思ってたんですが、そんなことはなかったです。

新品のバッテリーだと電圧が安定するので燃焼ムラがなくなったり、火花がしっかり飛ぶようになるそうで、全体的にコンディションが良くなります。

5.5Ahで妥協せずに7Ahを選んだのも快適さに影響しているのかもしれませんね。

新品バッテリーまじ気持ちいいです。雷神様に感謝。

雷神バッテリーにはステッカーも付いてました。ファンになりそうです。

廃バッテリーの処分方法

交換後に不要になった廃バッテリーは、そのままゴミとして捨てることはできません。

処分方法としてはいくつか選択肢がありますが、現実的なところだとこの3つかなと思います。

購入店舗で回収

ネット通販だと、店舗によりますが注文時に回収オプションを付けることができます。

送料は自己負担となりますが、処分費用はかかりません。送り返すだけなのでとても簡単です。

バイクショップで回収

普段から馴染みのあるバイクショップがあれば引き取ってもらえる可能性がありますが、ネット通販で買ったバッテリーの処分を頼むのはちょっとハードルが高いですね

2りんかんはホームページで無料引き取りの記載があるので安心して持ち込めます。レッドバロンやナップスでも行ける可能性ありです。電話で確認しておくと確実です。

カー用品店・ホームセンターで回収

イエローハット、オートバックス、コーナンなどでも回収をやっています。

ただ、バイクのバッテリーは取り扱っていなかったり、無料じゃない場合もあります。

店舗によって対応も異なるので、事前に確認は必要です。

まとめ

バッテリーを入れ替えるだけなら簡単な作業なんですが、まさか在庫切れで手に入らないとは参りました。

しかし、少し取り付け方に工夫は必要でしたが、思ったよりはすんなりできたし、満足する仕上がりになって良かったです!

無理な加工はしていないので、もし互換バッテリーが見つかったら元に戻せるのは安心ですよね。

バッテリーも新しくなって快適!うれしい!

YTZ8V 互換 雷神バッテリー:Amazon楽天ヤフー