アタックカンタと斬撃よそくの違い
アタックカンタとは、斬撃と通常攻撃を反射する状態のことです。
斬撃よそくは斬撃だけだから、通常攻撃まで反射できるアタックカンタは完全上位互換だと思ってしまいがちですが、実はそうではありません。
反射のダメージ計算が異なり、使うモンスターによって威力が変わってきます。仕様を理解して効率良くダメージを与えていきましょう。
アタックカンタを付与する方法
装備
- 大剣豪のつるぎ
特技
- アタックカンタ
- キラートラップ
- 天地のかまえ
- ファントムレイザー
- 防御システム
- 帝王のかまえ
- 真・ごう慢な構え
特性
- ヴァルハラー(まれに天地のかまえ)
- スラ忍ゴールド(まれにアタックカンタ)
- JOKER(神獣の護光)
- グランエスターク(ときどきアタックカンタ)
- 大地の竜バウギア(つねにアタックカンタ)
他にもあるかもしれません。
簡単なのは大剣豪のつるぎを装備するか、ワルぼうのアタックカンタで付与することですね。
斬撃よそくとの違い
斬撃よそくは、斬撃ダメージを1.5倍にして反射する効果です。
アルシオンの聖魔一閃を撃ってみたところ、トワイライトメアに155ダメージ、反射ダメージが平均238.5ダメージ(241、226、232、255)となっていて、反射ダメージが1.5倍になっていることが確認できます。
また、反射側の攻撃力で反射ダメージが変化しないことも確認できます。
会心斬を反射されると痛恨の一撃になるので、会心判定はそのまま返ってくるようです。
アタックカンタは斬撃と通常攻撃を反射する効果ですが、斬撃よそくと違って反射ダメージは反射側の攻撃力によって変化します。
アルシオンの聖魔一閃の反射ダメージを見てみると・・
キングミミック(461)→ 130ダメージ
JOKER(508)→ 154ダメージ
エスターク(690)→ 234ダメージ
キルバーン(435)→ 117ダメージ
※( )内は攻撃力
斬撃よそくに比べると反射ダメージが低くなる傾向があります。
物理ダメージの計算式に当てはめてみます。
(461÷2-432÷4)×1.0=122.5
(508÷2-432÷4)×1.0=146
(690÷2-432÷4)×1.0=237
(435÷2-432÷4)×1.0=109.5
※アルシオンの防御力432、聖魔一閃+3の倍率1.0
計算結果と実際の反射ダメージと比べてみても、乱数の範囲内に収まっていることが確認できます。
このことから、アタックカンタは反射側が自身の攻撃力で同等の倍率で攻撃するようなイメージとなります。
会心斬も斬撃よそくと同様に会心判定をそのまま反射できますが、相手の攻撃力で反射していて、1.5倍補正がないため威力は大きく下がっています。
バイキルト・ちからためは乗るか
アタックカンタは反射側の攻撃力でダメージが変動しますが、ちからためやバイキルトが乗るのかを実験してみました。
結果、ちからためは乗らず、バイキルトは乗ることがわかりました。
つまり、エスタークの帝王のかまえで反射してもちからためは乗りません。
つねにアタックカンタ持ちの大地の竜バウギアにときどきバイキルトが付いてるのは相性がいいですね。
特攻は乗るか
聖魔斬のような特定の系統にダメージアップする特技はどうなるのか試しました。
結果、反射側の系統によってダメージは変化せず、系統特攻効果は無視されていることがわかります。
ちなみに、属性攻撃も反射すると無属性扱いになります。例えばデイン吸収のJESTERがギガクロスブレイクを反射された場合でも反射ダメージを受けます。
逆に言うと弱点ダメージもないので、弱点1.5倍、弱点1.8倍、大弱点、超弱点も等倍で処理されます。
また、状態異常付きの特技を反射した場合、相手の耐性を無視して、反射側の耐性で状態異常判定が行われます。(クリフトの試練でエスタークの体技を反射してザキで倒せた、っていうのはこの仕様を利用したものでした。)
こういった特徴はアタックカンタに限らず、他の反射系も共通です。
解除方法
アタックカンタは発動手段によって解除方法が異なります。
わるぼうのアタックカンタのように、後付けのアタックカンタは通常のいてつくはどうで解除することができます。
大剣豪のつるぎ、構え系はいてつくはどうでは解除することができません。
JOKERの神獣の護光は3ターン状態異常無効とアタックカンタがセットになった特性です。
そのため、真・いてつくはどうのような上位効果のあるはどう系特技でのみ解除することができます。
これはけっこう珍しいパターンです。
天地のかまえなどの構え系は状態異常で解除することができます。斬撃よそくなどと同じ扱いですね。ここがややこしい部分でもあります。
そして、大剣豪のつるぎによるアタックカンタは状態異常でも解除することができません。
当然ながら、バウギアのつねにアタックカンタはいかなる手段でも解除することは不可能です。
まとめ
斬撃よそくはどんなモンスターが使っても大きな反射ダメージを出すことができますが、アタックカンタは反射するモンスターの攻撃力と相手の防御力で変動し、大きなダメージは出しにくいです。
例えばオメガみたいな攻撃力が低いモンスターだと、防御システムで反射してもほとんどダメージを与えることができず、ダメージを狙うならカウンターの方が使いやすいです。
また、敵の防御力によっても減衰してしまうため、超シドーの邪神の乱撃を反射してもまともにダメージを与えることはできません。
アタックカンタ持ちのモンスターを使う場合は、攻撃力やバイキルトを意識することで反射ダメージを上げることができることも覚えておきましょう。
ただ、斬撃よそくほど大ダメージを与えることはでないので、反射ダメージ目的というよりは、斬撃と通常攻撃を受け付けないことで倒されにくくする、という使い方になると思います。